【スターダム】鈴季すず 山下りな&青木いつ希&鉄アキラと新ユニット「Mi Vida Loca」結成
女子プロレス「スターダム」の〝狂乱娘〟鈴季すず(22)が、新たなユニットを結成した。 3日の後楽園大会でタッグパートナーだった星来芽依を裏切り「ネオジェネシス」を脱退。本紙の取材で鈴季は「私が今考えてることが実現すれば、プロレス界はひっくり返ると思うよ。組んでも戦ってもいいライバルって心の底から言えるヤツらがいてよ…」と新ユニット結成を示唆していた。 24日の後楽園大会ではネオジェネシスの星来&天咲光由&狐伯と対戦。鈴季のパートナーは「X」と「XX」だ。鈴季と共に入場口に現れたのは3月にノーDQルールで自身が敗れた相手である〝デスマッチアマゾネス〟こと山下りな。そしてもう一人はこれまで幾度も鈴季と対戦し、スターダム初参戦の青木いつ希だった。 試合で3人は奇襲攻撃を仕掛け初っ端から大暴れ。山下は天咲にあいさつ代わりの強烈な逆水平チョップとエルボーを乱れ打ち圧倒すると、青木もスピーディーな動きで敵軍を翻弄。青木が天咲に強烈なエルボーを打ち込むと会場を騒然とさせた。 観客の反応を全く気にすることのない3人はその後も躍動。新たな仲間と共に再スタートを切った鈴季も生き生きとした表情で星来にバックドロップを決めた。 8分過ぎ、青木が天咲にダイビングボディープレスを見舞い、流れを奪うとそのまま山下もスプラッシュマウンテンを発射。最後はグロッギー状態の天咲を鈴季がテキーラショットで完璧な3カウントを奪った。 試合後、マイクを持った鈴季は「これが鈴季すずがやりたかったことだ! 山下りな、青木いつ希めちゃくちゃ面白いユニットだろ? ユニットの名前はもう決めてある。『Mi Vida Loca(ミ・ヴィダ・ロカ)』。一度切りの人生クレイジーに生きなきゃもったいねえだろっていう意味だよ! こいつらは同じ思考だと思ってる。そうだろ?」とユニット名を発表し2人に呼びかけた。 鈴季の言葉に山下は「当たり前だろ! お前と血流しながらシングルした私だぞ。そんなん決まってるじゃん」と呼応し「鈴季すずはギャルの枠に入れるにはちょっと暴れん坊すぎるみたいでね。今後はこのリングをうちらで好き勝手暴れさせてもらう。ギャルのみんなごめんね!」とあざ笑った。 試合を締めるべく鈴季が「これからこの3人で…」と口にすると、突然リングに現れた新人の鉄アキラから「すずさん、命かけてプロレスしている3人の背中、俺にも追わせてください。お願いします!」と加入を直訴された。 驚いた表情を浮かべた鈴季だったが、アキラの根性に感心し「お前この3人の背中を追いたいなんて、なかなかセンスあるな。今日からお前も仲間だ」と快諾。最後は鈴季が「この4人でプロレス界を引っかき回していくから、ミ・ヴィダ・ロカにこうご期待!」と絶叫し4人で肩を組んでリングを後にした。
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