スピードと拡張性に満足。M1 MacBook AirからM4 Pro Mac miniへ乗り替えました
2020年末に発売されたMacBook Air(M1 : 2020)を、ディスプレイなどの周辺機器と接続し、主にデスクトップとして約4年愛用してきました。
軽い作業から4K動画の編集まで快適に使用できていたのですが、仕事やプライベートで頻繁に利用するAdobe LightroomやPhotoshopにAI関連の新機能が次々と追加され、動作が重く感じる場面が増加。
「そろそろ買い替えどきかな?」と思っていたところにM4チップ搭載のMac miniが発表され、そのコスパの高さに惹かれて購入を決めました。
処理能力の差すごい
こちらがその「Mac mini(M4 Pro : 2024)。リーク情報である程度知っていたものの、実際に手に取るとそのコンパクトさに改めて驚かされます。
通常のM4モデルと迷いましたが、買い替えの主な理由が処理能力の不足だったため、今回は上位モデルであるM4 Proを選択。
12コアCPU、16コアGPU、24GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージを搭載したM4 Proのベースモデルを購入しました。
左:M4 Pro Mac Mini 右:M1 MacBook Airまずはこれまで愛用してきたMacBook Air、メモリ16GB、ストレージ512GBと簡単に処理性能を比較。
DaVinci Resolveで編集した1080/60P、22分の動画をH.264(MP4)形式で書き出してみました。結果はMac miniの方が約1分ほど速い処理時間を記録。高速化は実感できたものの、短い動画をたまにしか編集しない僕にとっては、買い替えるほどの差ではないように感じました。
次にiPhone 16 Pro Maxで撮影した4800万画素の写真21枚をAdobe Lightroomで編集し、書き出し時間を計測してみました。
結果はMacBook Airが1分13秒だったのに対し、Mac miniはなんと9秒で完了。
特に不満を感じていたAdobe Lightroomでの「AIノイズ除去」や「背景ぼかし」もスムーズに動作し、こちらはかなり快適さを実感できました。
詳しくはわかりませんが、AI関連の処理を担当するNeural Engineが大幅に進化したことが影響しているのかもしれません。
また、ブラウジングなどの軽い作業でも、はっきりと体感できるレベルで動作が軽快になっています。
小さくても拡張性バツグン
接続端子が増えたことも、買い替えてよかったと感じる大きなポイント。MacBook AirはUSB-Cポートが2つしかなく、ハブを使用して対応していましたが、見た目がイマイチなうえ、速度低下やポート不足にも悩まされていました。
上:前面 下:背面一方、Mac miniは、Thunderbolt 5×3、USB-C×2、HDMI×1、 Ethernet×1、3.5mmヘッドホンジャック×1と拡張性バツグン。
特にThunderbolt 5ポートが3つ搭載されているのは、買い替えを決断する大きな理由の1つでした。高速な外付けSSDを直接接続してストレスなく使用できるうえ、高価なThunderbolt対応ドッキングステーションを購入しなくて済むようになったのも魅力です。
AI時代を見据えた絶好のタイミング
今後はサブ機として活用していく予定発売から約4年が経過したMacBook Air(M1, 2020。通常の作業では快適に使えている一方で、AI関連の重い処理に物足りなさを感じる場面が増えてきた方も多いのではないでしょうか。そんな方にとって、来年スタートするApple(アップル)のAI「Apple Intelligence」を見据えた新しいメイン機への買い替えは、今が絶好のタイミングだと思います。
洗練されたデザインの小さな筐体に、驚くべきパワーを秘めたMac mini。買い替えを検討している方はもちろん、初めてMacの購入を考えている方にも自信を持っておすすめできる1台です。パフォーマンスとデザイン、すべてがここに詰まっています。
Photo: SUMA-KIYO