阪神2軍は四国IL高知と交流試合 平田勝男監督「バスで4時間20分も苦にもならない」 森木と嶋村には「凱旋とは言えない。藤川監督みたいに大きくなって帰ってこないと」
(交流試合、四国IL高知1ー7阪神、16日、日本トーター)阪神2軍は四国IL高知との交流試合に勝利した。高知出身の森木大智投手(21)、育成D2位・嶋村麟士朗捕手(21)も出場し、平日ながら1228人のファンが席を埋めた。平田勝男2軍監督(65)の一問一答は以下の通り。
--嶋村選手が古巣戦で凱旋
「これを凱旋ていうのかな。まあ今年初めてゲーム出ることが、やっぱり縁があるんやろ、高知にね。ファイティングドックスで、やっぱりこうやってゲームに出れたっちゅうことがまずスタートやな。今日がな。それがまた高知ということで、彼にとっては良かったんじゃない」
--森木投手も応援がすごかった
「森木な。高知出身で、スタンドが盛り上がってくれてね。やっぱり地元っていうのは、こういうところではやっぱり応えなあかん。2人とも3桁でしょ。それで、凱旋なんていう言葉なんてな、使っちゃダメなんだよね、やっぱりこっちの人たちには、もっとね、大きくなって、藤川監督みたいに。これを凱旋とか、故郷に錦と呼ぶんだよ、違うか」
--次は2桁にして
「2桁じゃだめよ。1軍の中心選手として帰ってこないと。でもいいそういう縁があって、こうやってスタートしたんだから、これから向上していけばいい」
--スタンドもかなりお客さんが来られていた
「定岡監督はね、1500人にあと200人と。今日、1200。こうやって高知のね、ファンの皆さんが、平日にも関わらず、子どもたちも含めて、やっぱり我々ファームも、一軍もそうだけどね、野球振興っていうか、子供たちの野球熱というかさ、野球人口をもっともっと増やすということも我々の使命なんでね。こうやって高知にバス移動で。君らな、どうやって来たん?(飛行機です)え、君は?(飛行機です)飛行機でしょ。我々、バスに4時間20分かかってきて、こうやって振興のためにやってるわけよ。苦にも何にもならない。選手たちは、こうやってファンとこうやって触れ合ってさ、高知のファンを増やそうということでね、やってるんでね。そういう意味ではすごくいい交流試合だよな。今度徳島ともやるし。こういうのはやっぱりどんどん、どんどん増やしていって、地元の方たちと野球振興をね、高めていくということは我々のこれからの使命だよね」
--今年から野球振興室も発足された
「やっぱりこうやってスタッフの人たちもたくさん。コラッキーも来てるやん。君ら何をした、振興に。もっとこういうことを、やっぱりタイガースこういう振興に携わっていろんなことを活動してるスタッフを、フロントのスタッフをね。
そういうことに力を入れてるっちゅうことを、こういう時にやっぱり記事にしなきゃダメだよ。飛行機で来て、お前タクシーで来てんやろここまで。違うのか、経費ばっかり使って、え? そういうことだろう。我々は見てみいやお前、バスの中で弁当食べてな。こういうことがファンの大事なことなんだよ。それをやっぱりこうやって高知のファンの皆さんたちに喜んでもらえればね。
だから、そういう意味でタイガースをこうやって応援してくれてるんや」
--百崎選手にはホームランも出た
「あー、大したもんだ。やっぱりね。レギュラーシーズンも今、打率10傑に入ってるし。今日のホームランなんか見事だよ。今日ファーストもやったことないっていうんで、原口も島田もいたりして、いろんなポジションでね、やることが、彼が、出場機会出ること多くなるんで、今日ファーストもやらせたけど、大したもんだよ。ポンポン追い込まれての方がコンパクトだ。あいつ、追い込まれてからの方がよくしぶとく打つね。そういったところでは見事なホームランだったな」