ファミマのヒジャブ着用自由で大激論 倉田真由美の投稿が炎上

倉田真由美

コンビニ大手ファミリーマートが26日、店舗スタッフのイスラム教徒の女性が頭に巻く「ヒジャブ」の着用が自由であることを規則で明文化すると発表し、SNSなどで賛否が交わされていたが、28日になっても余波が続いている。「ヒジャブ」がXのトレンドに入り、ユーザーの投稿が相次いだ。

くらたまの投稿が導火線に

着用の自由に否定的な意見は、Xの投稿を見る限り少数派だが、ヒジャブを女性抑圧の一部と受け取る向きからは「ゴリゴリの女性差別の最たるものであるヒジャブを認めるというダブルスタンダード 」といった書き込みがある。一部の国や体制下では、法律により女性のヒジャブ着用が強制されている。

漫画家の倉田真由美は27日に、「ヒジャブを着ける自由が認められた後、それが増え一般化し、『なぜお前はヒジャブを着けないんだ』になるのが怖い。そうなった国もあるから」とXに投稿した。これが論議を広げる導火線のひとつとなった。

イスラム教徒との摩擦、軋轢

イスラム教徒をめぐっては、日本では一般的ではない土葬を強く求める事案や、モスクの無許可建設といった摩擦が起き、欧州での軋轢なども報道されている。こうした背景からか、「たぶんレジの日本人女性に『なぜヒジャブを着けないんだ!!』って例の調子で怒鳴りまくるヒゲ面の外国人が出てくるよ」などと倉田の投稿と似たポストも見られた。

ただ、同じコンビニ大手のセブンイレブンやローソンは2024年にヒジャブ着用の自由を公表しており、倉田の投稿を大げさと捉える投稿は少なくなく、やや炎上気味だ。

Xユーザーは杞憂との見方が大勢

・イスラム教はみんなイスラム原理主義だと勘違いされていませんか?実際は国や地域や個人によって違い、ヒジャブをつけないムスリム女性もいます。大事なのは本人の信仰の自由が守られ、ヒジャブの着用を個人が選択できること。日本は憲法で信仰の自由を保障している国です。

・そもそもヒジャブを着ける自由は基本的人権としてあるはずなので、それを「認める」というのがおかしい。 そして女性の7割がヒジャブを着けてる国に住んでますが、「なぜお前は着けないんだ」とはなってないし、もし聞かれたら「私はイスラム教徒じゃないから」と答えるだけのことです。

・ムスリムとして言わせてもらえば、私の国インドネシアは世界最大のムスリム人口を抱える国ですが、異なる宗教や文化を持つ人々も一緒に暮らしています。日本でヒジャブを認めたくらいで「イスラムに乗っ取られる」というのは、さすがに考えすぎではないでしょうか。

倉田のポストは50万件以上も表示されており、文字通り大きな反響を巻き起こしている。倉田の危惧に共感するユーザーも存在するが、杞憂と考えるユーザーの方が多い印象だ。

くらたまの連続投稿

こうしたなか、倉田は28日にもXに連続投稿。

・現在すでに20代の外国人比率10%近く、毎年「日本人が減り外国人が増える」状況は続いている。

10年後、20年後、100年後の日本がどうなっている?欧州で激増したムスリムによる道徳警察の問題は、既に起きている。その現状を見るに、制度次第でどのような変化が起きていても不思議ではない。

・イランでは法的にはヒジャブ着用義務が残っていますよね。道徳警察による殺人や強制は各国で起きています。

脅威を感じるものが人によって違うのは当然です。私は将来の日本が今の日本と大きく変わることが怖いです。

まだまだ続きそうな論争

イランでは2022年にヒジャブのかぶり方が不適切だとして、当局に身柄を拘束された女性が、拘置施設で急死する不幸な出来事があり、その後、イラン国内で抗議活動が激しく燃え上がった。

CNNが今月24日に報じたところでは、イランではヒジャブを着用しない女性も散見されるが、ヒジャブの着用義務を徹底させなかったために当局により閉鎖に追い込まれた飲食店があるという。

将来的な原理主義的思想の浸透を危惧する倉田の危機感と、イランやアフガニスタンと日本を同列に論じる状況にはないと認識する多くのXユーザーの間には、大きな溝があり、かみ合っていない印象を受ける。コンビニのヒジャブ着用をめぐり勃発した論議は、まだまだ尾を引きそうだ。

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