ウクライナとロシア、黒海沿岸を攻撃 和平協議直後

 7月24日、ウクライナとロシアは黒海沿岸の都市をそれぞれ攻撃した。写真は24日、ロシアの攻撃を受けたオデーサの集合住宅(2025年 ロイター/Nina Liashonok)

[24日 ロイター] - ウクライナとロシアは24日、黒海沿岸の都市をそれぞれ攻撃した。地元当局者が明らかにした。両国は23日にトルコで3回目の和平協議を実施したばかりだった。

ロシア軍は黒海沿岸のウクライナ南部オデーサに対し、一連の大規模なドローン(無人機)攻撃を実施。少なくとも4人が負傷した。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録された歴史地区も被害を受けた。

一方、黒海に面するロシアのリゾート地ソチの近郊ではドローンの破片が落下し、女性1人が死亡。別の女性も重傷を負った。ドローンは石油基地を攻撃したという。

23日に行われた3回目の和平協議では、軍人と民間人を含む一段の捕虜交換を行うことで合意したが、停戦の条件や首脳会談の可能性を巡っては依然として大きな隔たりが残った。 もっと見る

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが夜間の攻撃でドローン103機とミサイル4発を発射したと表明。クレバ副首相によると、港湾、輸送拠点、住宅地などが攻撃を受けた。

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