日本のエムポックスワクチンがコンゴ民主共和国へ、子どもに接種
アフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)は12月12日、コンゴ民主共和国に日本が提供するエムポックス(サル痘)ワクチン300万回分が来週到着し、子どもへの接種が可能になると明らかにした。写真は10月5日、北キブ州ゴマの病院で、赤十字の職員にワクチン接種を行う保健当局者(2024年 ロイター)
[ダカール 12日 ロイター] - アフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)は12日、コンゴ民主共和国に日本が提供するエムポックス(サル痘)ワクチン300万回分が来週到着し、子どもへの接種が可能になると明らかにした。
同国は流行の中心地でワクチン接種が行われているが、エムポックスに対して特に脆弱な子どもに使用できるものが整っていない。
日本は9月、国内備蓄のLC16m8ワクチンを提供すると表明した。このワクチンは日本のKMバイオロジクスが天然痘用に開発したもので、エムポックスに有効という。
世界保健機関(WHO)はエムポックスについて公衆衛生上の緊急事態を宣言しており、アフリカCDCの最新データによると、コンゴで確認された症例1万0533件のうち44%以上が15歳未満の子どもだという。
アフリカCDCのジャン・カセヤ事務局長は、日本からのワクチンは0─5歳の子どもに使用されると述べた。
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