話題株ピックアップ【昼刊】:伊藤園、エムスリー、IHI
内田洋行 <8057> [東証P] が6月2日大引け後(15:30)に決算を発表。25年7月期第3四半期累計(24年8月-25年4月)の連結経常利益は前年同期比24.4%増の123億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の113億円→127億円(前期は101億円)に12.4%上方修正し、増益率が11.5%増→25.3%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
⇒⇒内田洋行の詳しい業績推移表を見る■伊藤園 <2593> 3,409円 +239 円 (+7.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
伊藤園<2593>は大幅高。2日取引終了後、26年4月期連結業績予想について売上高を前期比3.7%増の4900億円、営業利益を同11.0%増の255億円と発表。営業利益は前期から一転増益で2期ぶり過去最高更新の見通しとなり、これを好感した買いが入っている。原料・資材の高騰に対し、容器構成や製品構成の変化を図ることで収益向上を目指す。配当予想も前期比4円増の48円とした。同時に発表した25年4月期決算は売上高が前の期比4.1%増の4727億1600万円、営業利益が同8.2%減の229億6900万円だった。■エムスリー <2413> 2,156円 +132.5 円 (+6.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
エムスリー<2413>が大幅反発している。この日明らかにした「第25回定時株主総会資料」で、アクティビスト(物言う株主)として知られる香港を拠点とする投資ファンドのオアシス・マネジメント傘下のOASIS JAPAN STRATEGIC FUND Yが3月31日現在で1.2%を保有していることが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。■IHI <7013> 15,030円 +625 円 (+4.3%) 11:30現在
IHI<7013>や川崎重工業<7012>が急伸。日本製鋼所<5631>や三菱重工業<7011>、東京計器<7721>が上値追いの展開となっている。ウクライナが1日にロシア・シベリアの軍事施設に対し、大規模なドローン攻撃を仕掛けた。ウクライナによるとロシア軍の爆撃機41機を破壊したという。防衛関連株に対しては地政学リスクの高まりを意識した買いが前日に入っていたが、更に英国ではスターマー政権が核弾頭プログラムに150億ポンドを投じる意向を示したほか、オーストラリアに対し米国が国防費の増額を要求したことも明らかになっている。世界的に防衛力強化に向けた新たな動きが表面化するなかで、防衛関連株への物色意欲が高まった状態が続いている。■ワークマン <7564> 5,740円 +210 円 (+3.8%) 11:30現在
ワークマン<7564>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新している。2日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比11.4%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温の上昇に伴い夏物商品が好調に推移し、なかでも熱中症対策の法的義務化に合わせてファンウェアなどが伸長した。また、降雨日が多くレインウェアも売り上げを伸ばした。なお、全店売上高は同16.7%増だった。■アドバンテスト <6857> 7,307円 +217 円 (+3.1%) 11:30現在
アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>が堅調に推移している。前日の米株式市場では米中貿易交渉の進展期待が再び膨らみ、NYダウが小幅に3日続伸。ナスダック総合株価指数の終値は今年2月以来の水準に浮上したほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.5%を超す上昇となった。対中強硬姿勢をみせたトランプ米大統領であったが「TACO(トランプ大統領はいつも怖気づいて物事をやめる、との意味の英文の頭文字)」との造語を改めて想起させる展開となった。米国の半導体株の一角には米中の緊張緩和を支えとした買いが入ったとみられ、エヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>、マイクロン<MU>が上昇。これらを背景に、日本の半導体関連株は買い戻しが優勢となったようだ。■IBJ <6071> 805円 +14 円 (+1.8%) 11:30現在
IBJ<6071>は3日続伸。2日取引終了後、結婚相談所事業の月次KPIを発表。5月の結婚相談所数は前年同月比5.9%増だった。IBJ登録会員数も同9.6%増、新規入会者数も同18.8%増とプラスだった。これが手掛かりとなっている。■ビジョン <9416> 1,217円 +16 円 (+1.3%) 11:30現在
ビジョン<9416>はしっかり。2日取引終了後、電力の販売や卸取引などを手掛けるH-Powerホールディングス(東京都豊島区)との間で合弁会社「ビジョンライズ」を設立したと発表した。オフィス・店舗や医療・介護施設、ホテル・旅館などを対象に通信サービスとエネルギーサービスを組み合わせた持続可能なインフラ提供を進める。■カナモト <9678> 3,325円 +10 円 (+0.3%) 11:30現在
カナモト<9678>は5日続伸している。2日の取引終了後、25年10月期連結業績予想について、売上高を2111億円から2125億円(前期比2.5%増)へ、営業利益を151億円から171億円(同17.4%増)へ、純利益を93億円から105億円(同16.5%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において北海道や西日本、九州を中心に堅調に推移したことが売上高・利益を押し上げる。また、資産稼働効率の向上やレンタル単価の適正価格への調整を進めたことに加えて、総合的なコスト削減による体質改善の効果も寄与する。■松屋 <8237> 1,055円 -45 円 (-4.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
松屋<8237>が反落している。2日の取引終了後、5月の売上速報を開示した。銀座店の売上高は前年同月比22.6%減。減収率は4月の18.4%を上回り、嫌気されたようだ。円安が進行した前年の実績が高水準だったことに加え、ルイ・ヴィトンの改修などの要因が重なり、免税売上高が落ち込んだ。ルイ・ヴィトンに関しては今月21日にリニューアルオープンする予定としている。■バイセル <7685> 2,938円 -107 円 (-3.5%) 11:30現在
BuySell Technologies<7685>は安い。2日取引終了後、海外募集による160万株の新株式発行と、既存株主による214万株の海外売り出しを実施すると発表した。新株発行で調達する約43億円(手取り概算額)はM&Aに伴う金融機関からの借り入れの返済資金の一部に充てる。株式価値の希薄化や需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。■高島屋 <8233> 1,123円 -8 円 (-0.7%) 11:30現在
高島屋<8233>は軟調。2日取引終了後、5月度の店頭売り上げ速報を発表。国内百貨店の合計は前年同月比7.6%減、既存店ベースでは同6.2%減となった。免税売上高は同41.7%減だった。国内顧客は食料品の新規催事などが堅調に推移したこともあり前年実績を上回った。一方、インバウンド顧客はラグジュアリーブランドをはじめとする高額品がマイナスとなった影響が大きかった。■ブルーイノベーション <5597> 1,420円 +300 円 (+26.8%) ストップ高 11:30現在
ブルーイノベーション<5597>が続急伸している。2日の取引終了後、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が監修した「機種別ドローン操縦者技能・運用証明証(ELIOS3)」の講習プログラムを今秋から提供開始すると発表しており、好材料視されている。同ライセンスは、「機種別ドローン操縦者技能・運用証明証」の第1弾。対象となるのは、スイスのフライアビリティ社製の屋内点検用ドローン「ELIOS3」で、同プログラムでは、機体の基本操作から専用ソフトウェアの使い方、応用的な操縦・運用スキルまでを網羅的に学ぶことができるという。■アイズ <5242> 2,461円 +457 円 (+22.8%) 11:30現在
2日に発表した「タレマのオファー数12倍に急増」が買い材料。 2月に買収したYouTuberと企業をつなぐマッチングプラットフォーム「Talema.」が運営開始4ヵ月でクリエイターへのオファー件数が12倍に急増。■True Data <4416> 994円 +150 円 (+17.8%) ストップ高 11:30現在
True Data<4416>が切り返し急。2日の取引終了後、博報堂DYホールディングス<2433>傘下の博報堂や、NTT<9432>子会社のNTTドコモグループ企業であるDearOne(東京都港区)と共同で、顧客体験を向上するためのソリューションの提供を始めると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。博報堂はUI/UX設計や企画提案、統合メディアマーケティング企画を支援。DearOneがアプリ開発などを担い、トゥルーDのリテールデータ活用プラットフォームをもとに、アプリ会員のニーズに合致した情報配信を図る。リテールデータやリテールメディア、リテールアプリの統合により、顧客体験を高められるように支援する。■フレアス <7062> 754円 +100 円 (+15.3%) ストップ高 11:30現在
フレアス<7062>がストップ高まで買われている。同社は2日取引終了後、メディカルケア事業に含まれる医療対応型療養施設(ホスピス)の全部及び看護小規模多機能型居宅介護施設の一部に係る事業を廃止し、その一部施設をリベルケア(名古屋市中村区)に譲渡すると発表。これが評価材料となっているようだ。事業廃止の理由は、利用者の獲得や人材採用に遅れが生じるなど事業環境が厳しい状況が続いているため。なお、譲渡価額は6億5000万円となる見込みで、事業譲渡日は9月1日を予定している。■インスペック <6656> 772円 +100 円 (+14.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
インスペック<6656>がカイ気配となっている。2日の取引終了後、複数の国内企業から高性能半導体パッケージ基板検査装置などの大型受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが流入している。受注したのは最先端のAI半導体製品に使用される超ハイエンド基板などを検査対象とした製品で、受注金額は総額約4億6000万円。26年4月期中に納入予定であるため、6月13日発表予定の26年4月期業績予想に織り込む予定としている。 ●ストップ高銘柄オルツ <260A> 111円 +30 円 (+37.0%) ストップ高 11:30現在
協栄産業 <6973> 3,230円 +503 円 (+18.4%) ストップ高買い気配 11:30現在 学びエイド <184A> 646円 +100 円 (+18.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、7銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース