タイの学校銃乱射、教職員5人が犠牲に 容疑者の少年の父親「なぜ」

(CNN) タイの首都バンコク北郊で7日に発生した銃乱射事件では、教職員5人が死亡、30人以上が負傷した。発砲した10代の少年は、自らに銃を向けて命を絶った。タイでのこの種の事件としては近年最悪レベルとなった。

容疑者の少年(14)は現地時間7日午前、自身が通うデブシリン・ノンタブリー校を襲撃した。警察によると、自宅にいた祖父母も殺害したとされる。

死者数は当初、教員3人と生徒3人が死亡したと報じられていたが、タイのアヌティン首相はその後、下方修正した数字を発表した。

学校は犠牲となった教職員5人にウェブサイト上で哀悼の意を示し、白黒の肖像写真を公開。5人の「善良さや美徳、教師としての精神は永遠に記憶に残る」としのんだ。

亡くなった5人の教職員/Debsirin Nonthaburi School

アヌティン氏は、容疑者は弾丸を30発以上残していたことから、犯行を続けていれば被害がさらに深刻になった可能性もあると指摘。犯行動機については、学業に関連するストレスを抱えていたとの見方を示した。

少年の父親はその後CNNの取材に、息子がなぜ襲撃を実行したのか見当がつかないと語り、「学校の成績は良かった」と証言。息子は「罪を犯した」と述べつつも、犯行に及んだ理由は分からないと吐露した。

警察が民家の外に集まる様子。少年が学校襲撃前、この家で祖父母を殺害したとされる/Chanakarn Laosarakham/AFP/Getty Images

教室内で撮影され、CNNが検証した映像には、襲撃中に机の下で身を寄せ合い、涙を流す生徒たちの姿が映っている。付近では銃声が響いている。別の映像では、教職員が避難を手伝う中、生徒たちが走って学校から逃げる様子も見える。

匿名の救助隊員はロイター通信に対し、現場に到着した時は「完全な混乱状態だった」と振り返った。背中や胸、腕に傷を負った生徒に応急処置を施したという。

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