訂正 富士山に新交通システム、山梨県が提案へ 路面電車案に代わり=関係者
[東京 18日 ロイター] - 来訪者が増加する富士山の環境を保全するため、5合目まで路面電車(LRT)の敷設を検討していた山梨県が、水素で走行する無軌道式の交通システムを新たに提案することがわかった。近く発表する。
関係者の1人が明らかにした。軌道が必要なLRTを検討してきた県に対し、大規模工事による環境破壊やコストの増加を懸念し、市民団体などは電気自動車(EV)バスなどを提案。13日(訂正)に会合を開き、意見を交わしていた。
県は麓から5合目まで結ぶ有料道路を使い、自家用車や観光バスの乗り入れを規制することで来訪者と環境負荷を抑制する考え。同関係者によると、県内で製造した水素を燃料に使うことを検討している。LRT構想の1400億円より最大4割費用を抑えられる見通しで、早ければ2025年度に実証実験を開始したい考え。
山梨県はロイターの取材にコメントを控えた。
(3段落目の会合の日付を15日から13日に訂正します)
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Mariko is a financial journalist with more than 15 years of experience. Most recently she is a breaking news correspondent for Reuters in Tokyo, writing everything from business, social issues, political developments to human-interest pieces. She has previously covered aviation, real estate, non-bank sectors as well as fund raising deals, and won a number of in-house awards. Mariko has earned her MA in International Journalism from City, University of London.