7匹の犬が助け合いながら17キロ離れた自宅へ生還。中国で撮影された動画に「映画のストーリーのよう」
中国で7匹の犬が助け合いながら飼い主の元に戻ろうとする動画が、大きな話題になっている。
サウスチャイナモーニングポストによると、吉林省・長春の高速道路で車を運転していた人物が、道路沿いを歩く7匹の犬を発見した。
この人物は犬たちを安全な場所に誘導しようとしたが呼びかけに応じなかったため、誰かが対応してくれることを願って動画を投稿したと中国のメディア大河報に語っている。
3月15日夜に撮影したという動画には、コーギー、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、ペキニーズなどが道路を並んで歩く様子が映っている。
先頭にいたコーギーが何度も後ろを振り返ってグループを確認しているほか、座り込んだジャーマンシェパードを他の犬たちが気遣うように取り囲む場面もある。
大河報によると、動画を見た人たちがボランティアで7匹の犬の捜索を開始。張り紙を掲示し、ドローンも使って行方を追った。
ボランティアの一人は、張り紙を持って近くの村を周った結果、18日に3匹の犬の飼い主を見つけたと極目新聞に語っている。
飼い主の家は動画が撮影された場所から17キロ離れており、犬たちは3軒の異なる家で飼われていたことがわかったという。
サウスチャイナモーニングポストは地元の犬保護団体からの情報として、7匹は普段は同じ村で自由に歩き回って一緒に行動し、強い絆を築いていたと報じている。
飼い主は、「犬たちは3月15日ごろに突然姿を消し、探し続けたものの見つからなかった」とボランティアに語ったという。しかし18日にコーギーが1匹で家に戻ってきたため、他の犬も近くにいるのではないかと近隣を探した結果、隣の村の家で発見された
ボランティアの1人は、「飼い主は犬たちは数年間飼われており、これまで自由に外を歩き回っていても迷子になったことは一度もなかったため、誰かに捕まえられたのではないかと疑っている」と大河報に語っている。
動画が拡散した後、犬たちは犬肉店の関係者から盗まれ、輸送中のトラックから逃げ出したのではないかという推測がネットに投稿された。
ただし、実際に犬が盗まれたり、車から逃げ出したりする様子を目撃した人物はいないため、真偽はわかっていない。
中国では犬を食べることは法律で禁じられていないが、2020年に深圳市で初めて、犬猫を食用として取引・消費することが禁じられた。サウスチャイナモーニングポストは、今回の一件でより強い動物保護を求める声が高まっていると伝えている。
犬たちが助け合いながら家に戻ろうとする動画は、「映画になりそうな話だ」とSNSで大きな注目を集めている。