NY市場サマリー(9日)円下げ止まらず、株下落・利回り横ばい
<為替> 円の下落基調が止まらず、一時1ドル=153.23円と2月中旬以来の安値に下落した。自民党の高市早苗新総裁は、通貨の方向性について市場に信頼感を与えることができていない。
終盤のドル/円 は0.27%高の153.09円。
ユーロ/ドルは0.61%下落し1.1555ドル。一時、8月5日以来の安値となる1.1545ドルまであった。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りがほぼ変わらずだった。政府機関の一部閉鎖が2週間目に突入する中、今後の経済の動向について手掛かりを探る展開が続いている。
この日実施された30年債入札に堅調な需要を確認したため、30年債利回りは低下した。
指標となる10年国債利回りは小幅上昇の4.142%。
30年債利回りは小幅低下し4.723%。
2年債利回りは1.3ベーシスポイント(bp)上昇の3.597%。
米金融・債券市場:
<株式> 下落して取引を終えた。経済指標など市場のセンチメントを左右する材料がなく、第3・四半期決算シーズンを前に様子見となった。
米国株式市場:
<金先物> 利益確定の売りに押され、5営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比97.90ドル(2.41%)安の1オンス=3972.60ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> 中東の地政学リスクが後退するとの観測やドル高が圧迫要因となり、5営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日清算値(終値に相当)比1.04ドル(1.66%)安の1バレル=61.51ドルだった。12月物は0.99ドル安の61.03ドル。
NYMEXエネルギー:
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
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