Instagramの新機能「地図」でフォロワーに“家バレ”しない設定方法は? 若者に人気のwhooやZenlyみたいなリアルタイム位置情報シェアが可能に

 最新版にアップデートしたInstagramアプリで「メッセージ」を開くと、画面上部に地図というボタンが現れる。これは自分の友達やフォロワー、特定のアカウントにリアルタイムな現在地を共有したり、24時間で内容が消える投稿機能「ノート」に位置情報をひも付けたりできるものだ。  この地図を初めて開くと、位置情報の共有機能についての説明がポップアップ表示される。  その次に位置情報をシェアする相手を選ぶ画面が出てくるが、ここでは最初から「共通のフォロワー」が選択された状態になっている。これによって、あまり画面を意識せずにうっかり「シェア」ボタンを押し進めてしまうと、気付いたらフォロワーに現在を共有する設定がオンになっていたという状態になってしまう。  位置情報を誰とも共有したくない場合は、シェアの下にある「後で」を選択すれば位置情報を共有しない状態になる。   しっかり画面や内容を確認すれば回避できるが、少々不親切な画面であることから、気付かずオンにしてしまう場合もありそうだ。

 Xでは「デフォルトで位置情報がフォロワーに共有される設定になっていた」「これ、設定をオフにするまでずっと現在地が共有されていたの?」という勘違いをしている人の投稿も確認できたため、そうした誤った認識によって炎上気味に話題が広がっているようだ。  地図を既に開いた状態で、自分の現在地が共有されているかどうかを確認したい場合は、現在地にある自分のアイコンに「Not sharing」と表示、さらに画面右上にある歯車(設定)ボタンに赤い丸が表示されていれば位置情報は共有されていない状態だ。  歯車(設定)ボタンを押して「非表示モード」が選択された状態になっているかでも確認できる。逆に位置情報を共有したい場合はここで設定可能だ。  もっと抜本的に位置情報を利用しない設定にしたい場合は、スマートフォンのOS側で、アプリごとに位置情報の利用をオフにする手段も有効だ。

 こうした現在位置を常に共有する機能は若者世代に人気だ。かつて友達や家族、カップルなどの間で位置情報をリアルタイムに共有できるアプリ「Zenly」(ゼンリー、2023年3月にサービス終了)が流行し、現在は「whoo」というアプリが主流になっている。  ネット上に自分の現在地を公開したり、知り合いに自分の居場所が常に共有されていたりすることに抵抗感を持つ人も多くいる。世代間ギャップもあれど、若者のニーズにMetaも追従したとみていいだろう。

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