NY市場サマリー(2日)株上昇、利回り低下・ドル下落
終盤の取引で、ドル/円は0.2%下落し149.255円。発表直後は0.38%高の150.20円で推移していた。
ユーロ/ドルは序盤に急騰し、対ドルで1%以上上昇する場面もあった。終盤は値を消し、0.3%高の1.0828ドルとなった。
世界的貿易戦争の激化の影響への懸念と、予想を下回る一連の米国のデータにより、年内の米景気後退(リセッション)懸念が高まり、ドルが軟化している。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが低下した。 トランプ米大統領が貿易相手国に対する相互関税を発表したことを受け、インフレや経済成長を巡る懸念が高まった。
終盤の取引で10年債利回り は2.9ベーシスポイント(bp)低下の4.127%。
30年債利回りは1.8bp低下の4.497%。
2年債利回りは2.1bp低下の3.842%。
米金融・債券市場:
<株式> トランプ大統領による相互関税発表を控え、値動きの荒い展開となる中、上昇して取引を終えた。
米国株式市場:
<金先物> トランプ米大統領による相互関税の発表を控え様子見ムードが広がる中を、安全資産としての金需要が根強く、反発した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比20.20ドル(0.64%)高の1オンス=3166.20ドル。中心限月の清算値ベースで2日ぶりに史上最高値を更新した。
NY貴金属:
<米原油先物> 米政権による関税政策の詳細発表が注目される中、米株価の上昇やドル下落に伴う割安感などを背景に反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比0.51ドル(0.72%)高の1バレル=71.71ドル。これは中心限月の清算値ベースで2月中旬以来、約1カ月半ぶりの高値水準。6月物は0.49ドル高の71.23ドル。
NYMEXエネルギー:
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
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