REPROCELL EuropeのCSOステファン シボルスキー氏らの論文発表のお知らせ 『iPS細胞由来線維芽細胞を用いた高精度な3次元ヒト皮膚モデルの構築に成功』

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REPROCELL EuropeのCSOステファン シボルスキー氏らの論文発表のお知らせ 『iPS細胞由来線維芽細胞を用いた高精度な3次元ヒト皮膚モデルの構築に成功』

2025/07/24 16:30

【ドリームニュース】https://www.dreamnews.jp/press/0000325888/

株式会社リプロセル(以下、当社)は、2025年7月24日に以下の通りご報告を行いましたので、お知らせいたします。当社の子会社であるREPROCELL Europeの CSO ステファン シボルスキー氏(ダーラム大学生物科学部教授)らのグループより、iPS細胞由来の細胞を用いた3次元ヒト皮膚モデルに関する論文が発表されましたので、お知らせいたします。著者: Lucy Smith, David Bunton, Michael Finch and Stefan Przyborski論文タイトル: Bioengineering a Human Dermal Equivalent Using Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Fibroblasts to Support the Formation of a Full-Thickness Skin Construct掲載雑誌: Cells 2025; 14, 1044本論文では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した線維芽細胞を用いて、ヒトの皮膚の構造を再現した3次元皮膚モデルの構築が報告されています。作製された3次元皮膚モデルは、皮膚の層構造やバリア機能に関わる複数のタンパク質を詳細に評価した結果、実際のヒト皮膚の構造と機能を再現していることが実証されました。医薬品や化粧品等の開発において、動物実験の代替法としてヒト皮膚モデルの重要性が高まっていますが、ドナー(提供者)ごとの品質のばらつきが課題でした。本研究の成果は、品質のばらつきが少なく安定供給が可能なiPS細胞を用いることで、より再現性の高い皮膚モデルの開発につながるものです。将来的に、患者由来のiPS細胞を用いることで、アトピー性皮膚炎などの遺伝性皮膚疾患の病態解明や、患者一人ひとりに合った治療法の開発(個別化医療)などへの応用が期待されます。語句説明線維芽細胞線維芽細胞は、結合組織を構成する細胞のひとつで、皮膚や消化器官などの体内の様々な組織や臓器の構造を支える役割を果たしています。主な機能は、コラーゲン等の細胞外マトリックスの合成です。その他の機能として、成長因子やサイトカインの分泌による機能制御に関与しています。以上配信元企業:株式会社リプロセル

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