3色ボールペンの進化形かつ完成形。水性インクの欠点をカバーするギミックを搭載
三菱鉛筆の「uniball ZENTO」は、水性インクの魅力を現代に甦らせたベストセラーのボールペン。そのラインアップに新たに3色ボールペンが加わった。
そのフラッグシップ「uniball ZENTO シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペン」(税込5,500円)を使ってみたら、これが想像を超える傑作だったのだ。
水性インクの魅力を再認識したボールペン
Photo: 納富廉邦水性インクは、たとえば同じ三菱鉛筆の大傑作ボールペン「ジェットストリーム」の低粘度油性インクと比べてもサラサラと書ける。それは油と水の粘性の違いだから当たり前。ただ、水性は油性に比べると、乾きが遅いとか、裏抜けしやすいとか、滲みやすいといった欠点もある。
「uniball ZENTO」は、その欠点をかなりのところまで解決しつつ、万年筆のような水性インクの書き味。これがメーカーも驚くほど売れているのだった。
とくに、そのフラッグシップの「シグニチャーモデル」は人気で、売っている姿さえなかなか見かけないが、今回新製品の「3色ボールペン」タイプを入手できたので、使ってみたら、水性インクとして以上に、3色ボールペンとしても名品だったので驚いた。
芯を出したままキャップを閉じられる便利さ
Photo: 納富廉邦「uniball ZENTO シグニチャーモデル 回転繰り出し式3色ボールペン」は、ノック式ではなく、軸を回転させて芯を出すタイプの うえにキャップ式という、一見古いタイプのボールペンに見えるけれど、3色ボールペンとして使う場合、この仕様が便利なのだ。
まず、普段使う色の芯を出したままにしておけるということ。このおかげで、キャップを外せばすぐに書き出せる。普通、3色ボールペンは書きたい色のノックボタンを探すか、その色の芯が出るまで軸を回すという作業が必要。それがキャップを外すだけ、しかも、マグネットで着脱するタイプなので、ほぼ力が要らないのだ。そして、そのカチッという感触が気持ちいい。
マグネットで着脱できるキャップにさらなる機能が
Photo: 納富廉邦すごいのは、キャップを後ろに付けた状態でキャップを回せば芯の色を変えられるギミック。キャップが単にペン先の保護や乾燥防止以外にも機能するというのはかなり新鮮だ。このモデル、価格が税込み5,500円と、高級ボールペンと言っていい製品なのだけど、それだけの価値があると、性能以外の使い心地の部分で思わせてくれる。
それでいて使いやすいし、キャップをした状態なら軸が短く、胸ポケットなどに差しやすいのもいい。3色ボールペンだから、持ち歩くのもこれ一本でイケるというのは最高。久しぶりに、持ち歩きたいと思えるペンだと感じた。今は、売れ行きが良いため入手困難な状況だが、限定品ではないため、待てば必ず買えるというのもうれしい。