[デンチャレ]0-2から後半3発で逆転。東海選抜が関東選抜Aを撃破!
東海選抜がMF武藤寛(中京大3年=市立船橋高)の2ゴールなどで逆転勝ち
[2.26 デンチャレグループA第1節 関東選抜A 2-3 東海選抜 時之栖スポーツセンター 裾野A] 第39回デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会の本大会が26日に開幕し、グループA第1節で関東選抜Aと東海選抜が対戦。東海選抜が0-2から3点を奪い返し、3-2で逆転勝ちした。
関東AはGK藤井陽登(明治大3年=矢板中央高)、DF稲垣篤志(明治大2年=浦和ユース)、梅津龍之介(法政大2年=鹿島ユース)、諏訪間幸成(筑波大3年=横浜FMユース)、光廣健利(流通経済大3年=広島ユース)、MF島野怜(明治大3年=仙台育英高)、山市秀翔(早稲田大3年=桐光学園高)、林晴己(明治大3年=高川学園高)、松永颯汰(流通経済大3年=静岡学園高)、FW肥田野蓮治(桐蔭横浜大3年=関東一高)、真鍋隼虎(明治大3年=名古屋U-18)の11人が先発した。
一方の東海はGK宮澤樹(常葉大3年=長野U-18)、DF清水和馬(常葉大3年=静岡学園高)、田上涼太(中京大3年=興國高)、原田渉夢(中京大2年=浜松開誠館高)、鬼木健太(中京大2年=鳥栖U-18)、MF那須健一(中京大3年=賢明学院高)、樋口有斗(中部大2年=埼玉栄高)、安部友兜(名古屋産業大1年=霞ヶ浦高)、香川太朗(東海学園大2年=藤枝明誠高)、武藤寛(中京大3年=市立船橋高)、FW佐藤翼(静岡産業大2年=大分高)の11人でゲームをスタートした。
前半、関東Aは奪い返しから山市が左足シュートへ持ち込んだほか、島野のシュートなどで先制点を目指す。12分には松永のラストパスから真鍋が決定的な左足シュートを放つが、東海GK宮澤がファインセーブ。それでも16分、関東Aは敵陣でのルーズボールを山市と肥田野で出足良く奪うと、肥田野が左足シュートを突き刺して先制した。 対する東海は清水や武藤がドリブルで鋭く持ち上がっていたほか、那須、樋口が特に多く係わりながら徹底してビルドアップ。攻守に印象的な動きを見せていた樋口がPAからシュートを撃ち込むなど反撃する。また、相手の連続シュートをブロックするなどゴール前での我慢強いディフェンスで食い下がっていたが、関東Aは39分、右CKのこぼれを梅津が右足で押し込み、2-0へ突き放した。 だが、東海は後半3分、左中間から仕掛けた香川が対角の左足シュートを決めて1点差。さらに6分、テンポの良いパスワークから武藤が右足で決め、同点に追いついた。その後もセットプレーから決定機も作った東海に対し、関東Aも選手交代からギアを上げようとする。だが、東海が逆転に成功する。26分、FW高橋旺良(東海学園大1年=中央学院高)が左ゴールライン際からマイナスのラストパス。これを武藤が1タッチでゴールへ沈め、3-2とした。
関東AはPAまで押し込むものの、東海は田上と原田の両CBやGK宮澤を中心に粘り強い守備から速攻を繰り出すなど追加点のチャンスを作り出す。そのまま3-2で東海が勝利。強敵を撃破し、白星スタートを切った。 (取材・文 吉田太郎) ●第39回デンソーカップチャレンジ特集