究極のロマンチップ「M4 Extreme」。開発が中止されてしまった模様

Image: Karthik Kili Anandaraj / Shutterstock.com

さすがにオーバースペックすぎたか…。

M1から始まったApple Siliconは、2024年12月時点でM4シリーズが最新となっています。現在はM4、M4 Pro、M4 Maxが最新モデル向けとされていますね。

しかし、その上を行くM4 Ultraが開発中との噂があり、このM4 Ultraを2つ組み合わせたM4 Extremeの噂もありました。上位+上位=最強という、あまりにも安直な理屈ッ。

…が、Apple(アップル)はこのM4 Extremeの開発を中止したかもしれません。

サーバー事業へリソースを振った?

NotebookCheck.netによると、M4 Extremeの開発実験は確かに進んでいたものの、Appleはサーバー向けチップの開発を優先するために開発を中止したとのこと。思えばM2やM3も、Extremeチップは開発が中止されています。

ちょうどAppleが半導体製造企業のBroadcomと提携して、AIデータセンター向けチップを開発しているとの噂も報じられたばかり。チップのコードネームは「Baltra」で、2026年から生産していく予定とのこと。

もし仮にM4 Extremeが実現していれば、64コアCPU+160コアGPUのモンスターチップが生まれていました。それはそれでロマンがあるけど、ダイサイズはバカでかくなり、そのトランジスタ数はサーバー並になるはず。「もうそれ、サーバー向けじゃね?」と言われる可能性も十分にあるわけで…。

「幻のExtreme」は、今回もお預けになりそうな予感です。M3 Ultraも噂ばかりで出てませんし、M3飛ばしてM4 Ultraって流れもあり得るのかな? 少なくともMac ProやMac Studioも、そろそろM2 Ultraからアガりたいだろうし。

Source: NotebookCheck.net, Decrypt

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