iPhone 15からiPhone 16 Pro Maxに変えて4カ月。予想外に実感した3つの進化
昨年、iPhone 15からiPhone 16 Pro Maxに機種変更してから約4カ月が経ちました。
カメラ機能を重視する僕にとって、「カメラコントロール」の搭載が最も大きな購入動機でしたが、実際に使い込んでみると、それ以外にも撮影時に感じる大きな変化がありました。今回はそのうち特に進化を感じた3つを紹介したいと思います。
撮影中のバッテリー消費が大幅に減少
新モデルが登場するたびにバッテリー性能が向上しているiPhoneですが、特に今回のiPhone 16シリーズでは、写真や動画を撮影する際のバッテリー消費が驚くほど少なくなっています。
以前のシリーズでは、カメラを起動するとすぐに本体が熱を帯び、バッテリー持ちが悪くなるため、旅行などでたくさん撮影する際はモバイルバッテリーが欠かせませんでした。
しかし、iPhone 16 Pro Maxでは、フル充電の状態で持ち出せば、途中で充電を気にせず丸一日撮影が可能。
趣味の登山では、もしものときに備えて10000mAh程度のモバイルバッテリーを携行しますが、iPhone 16 Pro Maxに替えてからの日帰り登山では、まだ一度も使う機会がありません。
実用的になった超広角
iPhoneのProシリーズには「標準(広角)」「超広角」「望遠」の3つのカメラが搭載されていますが、iPhone 15までは「標準カメラ」以外の画質が正直イマイチでした。
そのため、超広角で撮りたいシーンでも標準カメラを使うことが多かったのですが、iPhone 16 Pro Maxではその超広角カメラの画質が大幅に向上しています。
標準カメラで撮影こちらは、旅の途中でiPhone 16 Pro Maxの「標準カメラ」を使って撮影した、夕暮れの瀬戸内海の写真。
空のグラデーションや海の波紋まで繊細に描写されています。
超広角カメラで撮影そして、こちらは全く同じ位置から「超広角カメラ」で撮影した写真。
標準カメラとほぼ同じ繊細な表現を保ちながら、より広い景色を収めることができました。
また、iPhone 15シリーズでは標準カメラのみが4800万画素でしたが、iPhone 16 Proシリーズでは超広角カメラも4800万画素に対応。より高精細な撮影が可能になり、トリミングしても解像感を保つことができます。
これまで画素数の関係で標準カメラを優先することが多かったシーンでも、超広角カメラを積極的に使えるようになったのは大きな進化。撮影の自由度が格段に広がりました。
未来のための記録
iPhone 16シリーズでは、空間写真と空間ビデオの撮影も可能に。
再生にはApple Vision Proなどの対応デバイスが必要ですが、僕はまだ購入していません。それでも、価格がもう少し下がり手に入れやすくなったときに存分に楽しめるよう、今のうちから少しずつ撮りためています。
いつか、自分が記録した映像を立体的に体験できる日が待ち遠しいです。
Photo: SUMA-KIYO