対ロ和平交渉に「さらなる勢い」必要=ゼレンスキー氏

ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は18日、ロシアとの和平交渉について「さらなる勢い」が必要だと主張、新たに就任したウメロフ国家安全保障・国防会議書記に対し「交渉路線を強化」するよう求めた。5月撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter/File Photo)

[キーウ 18日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ロシアとの和平交渉について「さらなる勢い」が必要だと主張、新たに就任したウメロフ国家安全保障・国防会議書記に対し「交渉路線を強化」するよう求めた。

今年トルコで行われたロシアとの2回の協議では、捕虜と兵士の遺体を交換することで合意したが、新たな協議の日程は設定されていない。

ゼレンスキー氏は「イスタンブールでの2回目の会合で成立した合意の履行が進んでいる。このプロセスにはさらなる勢いが必要だ」とXに投稿した。

またゼレンスキー氏は、同盟国との武器協定を巡る作業を進めるようウメロフ氏に指示したことも明らかにした。

「パートナー国との間で結ばれた全ての武器供給に関する合意を完全に履行しなければならない。加えて、共同製造の確立や、パートナー国の領土内に生産施設を建設するための新たな特別合意も、完全に履行しなければならない」としている。

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