残念すぎる。その説明では、脳へ入っていかないだろう…なんと、説得力のある説明と「数学の証明」とに共通する、驚愕の事実(現代ビジネス)

話すこと、他人に説明することに苦手意識を持っている人は多いようです。 どうすれば、相手がすぐに理解できるように話せるのでしょうか。 【画像】説得力のある説明と「数学の証明」とに共通する、驚愕の事実 こうした「説明の技術」に焦点をあてた大ベストセラー『「分かりやすい説明の技術」』 が新装版になって発売となりました! 新装版では時代に合わせて内容をブラッシュアップして、更に「分かりやすく」進化しています。 本記事では20年以上読みつがれる本書から、読みどころを厳選してお届けします。 ※本記事は、『「分かりやすい説明」の技術 新装版 最強のプレゼンテーション15のルール』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。

論理的な説明を準備するためには、具体的にどうしたらよいか、という問題について考えてみます。 論理的な説明の最たるものは数学の証明ではないでしょうか。数学の証明は、100パーセント他人を納得させるものでなければなりません。 そこで簡単な問題で、理論武装のシミュレーションをしてみます。 昔習った数学の証明問題を思い出してみましょう。たとえば「二等辺三角形の二つの底角は等しい」ということをまだ認めていない人々を説得する証明(説明)です。 数学の証明では、一つの主張(説明)が確実に納得してもらえたことを確認してから、次の主張に移ります。 「二等辺三角形の二つの底角は等しい」を証明するための最初の主張(説明)は 「二等辺三角形の両辺の長さは等しい」 になります。これに異議を唱える人に対しては「だって、それが『二等辺三角形』の定義ですから。定義は『疑う』対象にはなりえないでしょう?」という、誰にも納得してもらえる反論が可能です。 次の主張は 「二等辺三角形の頂点から底辺の中心まで線を引くと左右両側に二つの三角形に分割できる」 です。さらに「この二つの三角形に注目すると、三つの辺の長さがそれぞれ同じ」と続きます。 当然、この主張に異議を唱える人に対しても「裏付け」が用意されています。 「だって、さっき両辺が等しいことは認めたでしょう。そして頂点から底辺の中心に線を引いたのだから、左右の三角形の底辺の長さは同じでしょう。そして、二つの三角形が接している辺は、同じ線だから当然、同じ長さですよね」 こうして、「左右の二つの三角形は、三辺の長さがそれぞれ同じ」という主張は納得してもらえることになります。 そこで次に「三辺の長さがそれぞれ等しい二つの三角形は合同」と主張します。これに異議を唱える人に対しては、「三角形の合同条件」を「裏付け」にして説得できます。必要なら、すでに納得してもらっている合同条件までさかのぼって、同じ説明を繰り返せばよいのです。 こうして最後に「二つの三角形は合同なのだから、対応する三つの角の大きさもそれぞれ等しい。だから、最初の大きな二等辺三角形の二つの底角は等しい」と言えるわけです。 これで「二等辺三角形の二つの底角は等しい」ということを、論理的に分かりやすく説明できました。

現代ビジネス
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