HIV/エイズにまつわる6つの“理解のギャップ”とは? 2030年の流行終結を目指すGAP6の特設サイトを公開

PR ギリアド・サイエンシズ株式会社 OvO

 あなたはHIVやエイズ(AIDS)と聞いて何を感じるだろうか。「不治の病」「恐怖の記憶」「過ぎ去った脅威」「自分には関係ない病気」「無関心」・・・。「よく知りません。病気のことだとは知っていますが」という若い人もいるかもしれない。  HIVとは「ヒト免疫不全ウイルス」のことで、エイズはHIV感染によって免疫力が低下し、特定の病気を発症した状態のこと。1981年に最初のエイズ症例が報告された当初、その原因や感染経路、治療法が不明で、急速に広がる未知の病気として社会に大きな衝撃を与えた。ロックバンド“クイーン”のフレディ・マーキューリー、芸術家キース・ヘリングなど著名人が亡くなったこともあり、1980~90年代、エイズは恐怖の病として世界中で認識された。  当時、HIV感染は有効な治療法が存在せず、ほぼ確実に死に至る病であり、当初は特定の集団(同性愛者、麻薬使用者など)を中心に広がったため、感染者に対する社会的な偏見や差別は深刻だった。感染経路についても誤解が多く、日常生活での接触を必要以上に恐れる人も少なくなかった。日本国内では薬害エイズ問題も発生し、血液製剤による感染が社会問題化した。  1990年代後半に入り、ようやく抗HIV薬が開発され治療法が進歩したことで、HIV感染は「コントロール可能な慢性疾患」へと認識が変化していったが、「死の病」というイメージが薄れるとともに人々の関心も低下していった。

 そして現在、2025年。HIV/AIDSに関する誤解や偏見は解消したのだろうか? 正確な情報は社会に浸透し、理解は進んでいるのだろうか? 

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