箱根駅伝:青学大は9区に主将の田中悠登、中大は7区に1年生の岡田開成を起用…東大大学院の29歳・古川大晃は学連9区に : 読売新聞

一斉に芦ノ湖をスタートする選手たち(昨年の第100回箱根駅伝で)

 箱根駅伝は3日、復路が行われる。午前8時のスタートを前にメンバー変更が発表された。

 2年連続の総合優勝を目指す 青山学院大 は、 9区 に23年大会8区で区間5位の実績がある主将・ 田中悠登 (4年)が入った。 10区 には 小河原陽琉 (1年)を起用。

 1996年以来29年ぶりの総合優勝なるか注目される 中央大 は、 7区 に全日本2区で区間6位の 岡田開成 (1年)を起用。 10区 には 藤田大智 (2年)を投入した。

 2018年大会の3位以来、7年ぶりのトップ3を目指す 早稲田大 は、 7区 に1、2年時に連続で5区を走った主将・ 伊藤大志 (4年)が入った。

 2年ぶりの総合優勝を目指す 駒沢大 は、故障で実戦から離れていた 佐藤圭汰 (3年)を7区に起用。前回は3区で区間2位ながら青山学院大の太田に競り負け、チームも2季連続の大学駅伝3冠という偉業に手が届かなかったが、昨年1月に5000メートルの室内日本記録13分9秒45を出し、1万メートルでも27分28秒50というそのスピードは大きな武器。回復具合がチームの浮沈握る。

 9区に全日本5区で区間5位の 村上響 (2年)、10区には 小山翔也 (2年)を入れた。

 悲願の総合優勝に向け4年ぶりの往路優勝で弾みをつけたかった 創価大 。往路5位からの逆襲なるか。10区に前回8区で区間15位の 小池莉希 (2年)を入れた。

 青山学院大から5分25秒差の往路6位で大学駅伝3冠に黄信号がともった 国学院大7区 に前回4区で区間4位の 辻原 輝(ひかる) (2年)が入った。

 9区には 上原 琉翔(りゅうと) (3年)を起用。出雲では5区で区間賞を獲得し5年ぶり2度目の優勝への流れを作った。前回箱根5区で区間17位の雪辱を期す。

 前回3位で今回は4位以上を目標に掲げる 城西大 は、 8区岩田真之 (3年)、 9区 に23年大会の8区で区間14位だった 桜井優我 (3年)が入った。

 往路8位と63年ぶりのシード権獲を射程にとらえた 立教大 は、前回6区で区間11位の 原田颯大 (2年)を再び 6区 に起用。 7区 に全日本5区で区間10位の 小倉史也 (3年)、 10区永井駿 (3年)が入った。

 20年連続シード権獲得を最低目標に、前回の4位以上を目指す 東洋大 は、 7区内堀勇 (1年)、 8区 に出雲3区で区間13位の 網本佳悟 (3年)を起用した。

 シード権獲得は2018年の4位が最後という 日本体育大 は10番目のスタート。 7区 に前回10区で区間6位の 住原聡太 (4年)、 8区 に前回8区で区間2位の主将・ 分須(わけす) 尊紀 (4年)が入った。

 往路13位からの巻き返しを図る 順天堂大 は、 7区 に前回4区で区間8位の 吉岡 大翔(ひろと) (2年)を投入。 8区荒牧琢登 (2年)、 10区古川達也 (2年)が入った。

 前回6区で区間賞の武田和馬(4年)を1区で起用しながら往路16位に沈んだ 法政大 。6区に 湯田 陽平兵(ひなた) (2年)が入った。 7区 に前回1区で区間14位の 宮岡幸大 (4年)、 9区 に前回8区で区間9位の 清水郁杜 (3年)を起用。

  関東学生連合 は、9区に予選会で個人60位の 古川大晃 (東大大学院・博士課程4年)を起用。3回目のメンバー入りで「心残りがないように、自分の最高の走りがしたい」と話していたが、選手変更を経て29歳での箱根初出走が決まった。

◆往路・復路で計6人変更可能

 箱根駅伝では往路復路とも当日朝にメンバー変更ができる。1日4人まで、2日間で計6人が上限。正選手と補欠選手の交代のみで、既に区間配置された正選手同士の入れ替えはできない。

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