米関税は「いじめ」、中国が単独・保護主義への反対呼びかけ

4月7日、中国外務省の林剣報道官(写真)は定例記者会見で、トランプ米大統領の関税は「典型的な単独主義と保護主義であり、経済的いじめだ」と表現した上で、脅しと圧力は中国と付き合う正しい方法ではないと述べた。 北京で2024年3月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 7日 ロイター] - 中国外務省の林剣報道官は7日の定例記者会見で、トランプ米大統領の関税は「典型的な単独主義と保護主義であり、経済的いじめだ」と表現した上で、脅しと圧力は中国と付き合う正しい方法ではないと述べた。

米国の「相互関税」は他国を犠牲にして自国の利益を図るものでしかないとも訴えた。

「米国による関税の乱用はグローバルサウス(新興国・途上国)を中心とする各国の発展の権利を奪うに等しい」と指摘。全ての国々は「真の多国間主義」を堅持すべきだと語った。

また、国連と世界貿易機関(WTO)の価値観に従い、あらゆる形の単独主義と保護主義に反対し、国際システムと多国間貿易システムを守るよう各国に呼びかけた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: