韓国の文在寅元大統領を在宅起訴、娘の元夫の採用に関連し収賄か
4月24日、韓国検察当局は文在寅元大統領(写真)がタイの航空会社における娘の元夫の採用に関連して賄賂を受け取ったとして、文氏を収賄罪で在宅起訴したと発表した。写真は2022年1月、ドバイで撮影(2025年 ロイター/Christopher Pike)
[ソウル 24日 ロイター] - 韓国検察当局は24日、文在寅元大統領(72)がタイの航空会社における娘の元夫の採用に関連して賄賂を受け取ったとして、文氏を収賄罪で在宅起訴したと発表した。
全州地検によると、贈賄罪などで起訴した元議員が中小ベンチャー企業振興公団のトップに任命されたことについて、文氏の娘の元夫がタイを拠点とする企業に役員として採用され、報酬に加え生活費を受け取ることと引き換えであったかどうかを捜査していた。この元議員は2018─20年に同社を支配していたという。
検察側は、文氏の娘の元夫が役員として受け取った総額595万バーツ(17万7506ドル)は不正であり、当時大統領だった文氏への賄賂に当たると主張した。
文氏側からのコメントは今のところ得られていない。同氏は17年から22年まで大統領を務めた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab