MSサーバーソフト不正侵入、約400の組織に被害 米省庁も
米マイクロソフトのサーバーソフトウエアを狙った大規模な不正侵入問題で、攻撃対象になった組織が約400に上ることが分かった。2024年3月撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[ワシントン 23日 ロイター] - 米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabのサーバーソフトウエアを狙った大規模な不正侵入問題で、攻撃対象になった組織が約400に上ることが分かった。オランダに拠点を置くサイバーセキュリティー機関、アイ・セキュリティーの調査で明らかになった。
アイ・セキュリティーはまた、実際にはより多くの組織が被害を受けている可能性もあるという見方を示した。
マイクロソフトの「SharePoint」ソフトウェアの脆弱性のあるバージョンを実行中のサーバーのスキャンで検出されたデジタル痕跡数から算出された。週末時点では約100とされていた。 もっと見る
被害を受けた組織の大半の詳細は完全には明らかにされていないものの、 米国立衛生研究所(NIH)代表者は23日、同組織のサーバーの1つが侵害されたことを確認した。
米エネルギー省の広報担当者も、同省が18日に発見された「SharePoint」サーバーへの「ゼロデイ」攻撃の対象になったと発表。国家の核兵器備蓄を監督する国家核安全保障局(NNSA)のシステムも影響を受けたものの、影響は限定的で攻撃対象となったシステムはごく少数という。
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