警察庁がSNSの“児童暴力動画”に異例の言及 「一般論で申し上げれば、犯罪です」
警察庁がSNSの“児童暴力動画”に異例の言及 「一般論で申し上げれば、犯罪です」
1月22日午後7時20分、警察庁の公式Xアカウントが投稿した内容が、ネット上で大きな波紋を広げています。
年明け以降、SNSでは未成年同士の喧嘩や、集団によるいじめ、暴行の様子を撮影した動画が拡散される事案が相次いでおり、今回の投稿はそうした状況を踏まえたものとみられます。
「現在、SNS上で、児童による暴力行為等の動画が投稿・拡散される事案が相次いでいますが、一般論で申し上げれば、他人に対する暴力行為や、これに加担して幇助(ほうじょ)する行為は犯罪です。#暴行 #いじめ #警察」
■ 「一般論」という言葉に込められた“静かな怒り”
多くのユーザーがまず注目したのは、「一般論で申し上げれば」という前置きでした。
行政機関や企業がこの表現を用いる場合、特定の事案への直接的な言及を避けるための“クッション言葉”として使われることが少なくありません。しかし今回の投稿では、その直後に「犯罪です」と断言する、極めて強い表現が続いています。
この点について、ネット上では「警察本部が動画に対して怒ってる」「『一般論』という枕詞を使いつつ、絶対に許さないという強い意志が見える」といった受け止め方が広がっています。言葉を選びつつも、曖昧さを残さない、そんな姿勢に異例さを感じ取る声も目立ちました。
■ 「幇助(ほうじょ)」が指すのは誰か?議論が活発化
もう一つ、議論を呼んでいるのが「これに加担して幇助する行為」という一文です。
文面を素直に読めば、暴力を振るっている当事者だけでなく、その場で囃し立てる者や、動画を撮影している者も「幇助」にあたる可能性がある、という未成年への警告と受け取れます。
一方で、投稿が「動画が投稿・拡散される事案」への言及から始まっている点に着目し、「面白半分でリポストする行為」や、「特定班」のように当事者情報を掘り起こす動きへの牽制ではないか、と読み解く声もあります。
いずれの解釈にせよ、国の警察行政を担う警察庁が、#いじめ #暴行 という具体的なハッシュタグを用い、SNS上の空気に直接言及するのは極めて異例です。「子どもだから」「ネットの中の出来事だから」といった言い訳は通用しない。投稿からは、そうした警察組織としての明確なメッセージがにじみ出ています。
現在、SNS上で、児童による暴力行為等の動画が投稿・拡散される事案が相次いでいますが、一般論で申し上げれば、他人に対する暴力行為や、これに加担して幇助(ほうじょ)する行為は犯罪です。#暴行 #いじめ #警察
— 警察庁 (@NPA_KOHO) January 22, 2026
<参考・引用> 警察庁(@NPA_KOHO)
(山口弘剛)
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