タイミー、炎上から1カ月後の会見。注目の質疑で語られたこと

記者会見を開いたタイミーの小川嶺社長。

撮影:横山耕太郎

タイミーではこれまで、アプリに求人を掲載する前の事前審査は行っていないとしてきたが、11月末からは「掲載前の求人全件をチェックする体制を構築した」と説明した。

タイミーを巡っては11月上旬、反社会的行為や犯罪につながっている可能性のある求人や、「闇バイト」が疑われる求人などが、事前の確認なしに掲載されていたことが発覚し、安全管理体制が問題視されていた。

撮影:横山耕太郎

小川社長は会見の冒頭、「不適切な求人を徹底的に排除するということについて、しっかりと説明をしたい」と述べたうえで、「不正な事業者に使わせない」「不正な求人を掲載させない」「働き手の保護」の3つの観点から対応すると発表した。

具体的には、不正利用歴のある事業者データベースとの照合や、公的書類の提出などで実態が確認できない事業者の掲載停止、不正な求人を見つけた際の通報機能など従来の対策に加えて、「24時間365日、掲載前の全件チェック」を行うとした。

またこれまでは、応募段階から確認できた働き手の電話番号について、勤務開始の時点まで非開示にすることや、事業者とのメッセージ機能にも通報機能を設け、必要以上の情報を求められた場合に報告してもらう体制を整えたという。

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