任天堂「スイッチ2」の意外な盲点--箱へのホチキスで画面破損、他には?

 ついに発売された任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」。早速手に入れて家でゲームを楽しもうと胸を躍らせるユーザーも多いだろうが、中には想定外のトラブルに見舞われた人もいるようだ。

 IGNの報道によると、米ニューヨーク州スタテンアイランドのGameStop店舗ではSwitch 2を購入したユーザーが意外な被害に遭遇した。店側が箱にレシートをホチキス留めした際、その針が箱を貫通し、本体のディスプレイを傷つけてしまったのだ。

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 被害に遭ったユーザーたちはSNSに写真を投稿し、「なぜディスプレイがパッケージのすぐ下にあるのか」と戸惑いを隠せない様子だ。

 ちなみにSwitch 2の画面には初めから「飛散防止フィルム」が貼り付けられているが、メーカーは安全のためこのフィルムを絶対に剥がさないように呼びかけている。画面が割れた際にガラス片が散らばるのを防ぐための措置だ。

 開封時にも注意が必要だ。CNETの同僚は「パッケージの上下が分かりにくく、勢いよく逆さまに開けてしまい、危うく中身をばら撒くところだった」と自身の失敗を紹介している。

 幸いなことに、今回のホチキス針の被害を受けたユーザーにはGameStopが迅速に本体の交換対応を行ったという。さらにGameStopはSNSに「ホチキスは没収済み」とユーモラスな投稿を掲載。この投稿には映画『オフィス・スペース』(1999年)で有名な、赤いホチキスを溺愛するミルトンの動画が添えられている。

 無事に開封して新型「Nintendo Switch 2」を遊ぶ準備ができたところで、気になるのはハードウェアの耐久性だろう。とはいえ、自ら無理な負荷をかける必要はない。YouTubeチャンネル「JerryRigEverything」が早速過酷な検証を行った。

 公開された11分間の動画では、まず飛散防止フィルムが貼られているディスプレイの耐久性をチェック。金属工具による引っかきテストの結果、容易に傷がついてしまうことが判明した。同氏は「追加でガラス製の画面保護プロテクターを貼るのが望ましい」とアドバイスしている。

 さらに動画には、『マリオカート ワールド』の小さなゲームカートリッジを実際に「味見」する場面も登場。実は任天堂は子どもの誤飲を防ぐため、Switchのゲームカートリッジに強烈な苦味剤(デナトニウムベンゾエート)を塗布している。新型でもこの伝統は健在だったようだ。

 その後はナイフで擦り、無理に本体を曲げるなど、背筋がゾクッとするようなASMR的な耐久テストが繰り広げられた。しかし磁石で着脱するJoy-Conの頑丈さは「合格」と評価されており、JerryRigEverythingは「Switch初代モデルより格段に進化した」と耐久性を総括している。

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この記事は海外Ziff Davis発の 記事 を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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