話題株ピックアップ【昼刊】:エニーカラー、日製鋼、アドテスト
■日本製鋼所 <5631> 5,931円 +342 円 (+6.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
日本製鋼所<5631>が商いを伴い大幅高、マドを開け一時6.5%高の5951円まで上値を伸ばし、6000円大台復帰を目前に捉えた。産業機械を主力に手掛けるが、祖業は兵器の開発・製造であり、国内では現在唯一の大型火砲メーカーということで注目度が高い。きょうは防衛関連株が引き続き強い動きで、同社株もテーマ買いの流れに乗っている。同社は防衛関連機器の売上高について27年3月期に510億円(前期実績は241億円)と大幅な伸びを見込んでおり、防衛部門の中期的な成長に対する期待は大きい。■アドバンテスト <6857> 7,977円 +424 円 (+5.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
アドバンテスト<6857>が大きく切り返す展開。前日の米国株市場でハイテクセクターが買われマグニフィセント・セブンなど大手IT株は軒並み上昇した。そのなか、画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>が6.4%高と値を飛ばしており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇した。アドテストはエヌビディアのGPU向けテスターを独占的に供給していることから、足もとでエヌビディアの株価上昇に連動する形で買いが優勢となっている。このほか、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>などの半導体製造装置関連株が総じて上値を追っている。■ゼンショHD <7550> 8,377円 +325 円 (+4.0%) 11:30現在
ゼンショーホールディングス<7550>が大幅続伸している。同社傘下のすき家が12日、値上げの実施を発表した。収益性の向上を期待した買いを誘ったようだ。国産米や牛肉の高値が長期化していることを踏まえ、今月18日午前9時に価格を改定する。牛丼並盛は450円から480円、中盛は630円から650円、大盛は650円から680円に値上げする。■理研計器 <7734> 2,758円 +104 円 (+3.9%) 11:30現在
理研計器<7734>は5日ぶり反発。12日取引終了後、70万株(自己株式を除く発行済み株数の1.50%)を上限に13日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感されている。買い付け価格は12日終値の2654円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、理計器は13日に予定通り買い付けを実施し、64万1400株を取得した。■イビデン <4062> 4,326円 +152 円 (+3.6%) 11:30現在
イビデン<4062>が急伸。12日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、25年3月期第4四半期に投資有価証券売却益191億1100万円を特別利益に計上すると発表。これが好材料視されているようだ。なお、通期業績予想については、その他の要因も含めて現在精査中とし、今後必要に応じて速やかに公表するとしている。■三菱化工機 <6331> 3,960円 +95 円 (+2.5%) 11:30現在
三菱化工機<6331>が続伸している。12日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、25年3月期に投資有価証券売却益9億3900万円を特別利益に計上すると発表したことが好感されたようだ。コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の見直しによる資産効率の向上と財務体質の強化を図ることが目的としている。■任天堂 <7974> 10,400円 +240 円 (+2.4%) 11:30現在
任天堂<7974>が3連騰。米ナイアンティックは12日、「ポケモンGO」や「ピクミンブルーム」「モンスターハンターNow」を手掛けるゲーム部門について、サウジアラビア系の米スコープリーに35億ドルで売却すると発表した。取引の一環としてナイアンテックの株主に対し、38億5000万ドルを還元する。ナイアンティックの株主である任天堂には、キャッシュ・インに伴う利益面でのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。■ニッコンHD <9072> 2,442.5円 +43.5 円 (+1.8%) 11:30現在
ニッコンホールディングス<9072>が買われ、新高値をつけた。米運用会社ファラロン・キャピタル・マネジメントがニッコンHDの株式を買い増していたことが12日の取引終了後に明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、ファラロンの保有割合は8.54%から10.02%に上昇した。報告義務発生日は5日。保有目的の項目には「純投資及び建設的な対話(エンゲージメント)を通じた中長期的な企業価値向上(状況に応じて重要提案行為等を行うことを含む)」と記載している。■リクルート <6098> 8,873円 +65 円 (+0.7%) 11:30現在
リクルートホールディングス<6098>がしっかり。12日の取引終了後、発行済み株式総数の5.21%に相当する自己株式8592万9800株を24日に消却すると発表。市場への再放出による潜在的な需給悪化リスクが後退したと受け止めた買いが入ったようだ。消却後の発行済み株式総数は15億6391万2149株となる。■あすか薬HD <4886> 2,300円 +14 円 (+0.6%) 11:30現在
あすか製薬ホールディングス<4886>は13日続伸。同社は12日の取引終了後、発行済み株式総数の5.89%に相当する180万株の自己株消却を発表した。市場への再放出に伴う潜在的な需給悪化懸念が後退したと受け止められ、株価の支援材料となったようだ。消却予定日は21日とする。■イーレックス <9517> 824円 +5 円 (+0.6%) 11:30現在
イーレックス<9517>は底堅く推移。12日取引終了後、経済産業省資源エネルギー庁による令和7年度「資源国脱炭素化・エネルギー転換技術等支援事業費補助金」の採択予定者に決定されたと発表した。この補助金はベトナムで検討している既設石炭火力発電所におけるバイオマス燃料の混焼試験に対するものという。■トヨタ自動車 <7203> 2,746.5円 -15 円 (-0.5%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株が軟調に推移している。時事通信によると、トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで記者団に対し「日本(からの自動車輸入の規模)はあまりに大き過ぎる」などと述べ、日本の自動車貿易を改めて批判した。米国側は4月2日に相互関税を発表するとみられている。米政権の関税策の方向性にマーケットの関心が向かうなか、トランプ氏の今回の発言を受け、自動車株に対しては稼ぎ頭となる北米事業の先行きを懸念した売りが膨らんだようだ。■バリオセキュア <4494> 695円 +100 円 (+16.8%) ストップ高 11:30現在
バリオセキュア<4494>がストップ高に買われている。12日の取引終了後、企業のセキュリティー対策の構築から運用までを一括で提供する「Vario Ultimate ZERO」が、NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)の展開する「セキュリティ YOROZU 相談」のパートナーとなったと発表。これが好材料視されているようだ。「セキュリティ YOROZU 相談」は、NTTコムが提供する顧客の社内端末から得られる情報を分析し、セキュリティーリスクの可視化と対策を提案するサービス。今後、「セキュリティ YOROZU 相談」の境界防御型セキュリティー対策を自社開発の国産UTM(統合脅威管理)を活用したBPOとして提供し、同サービス自体の提案活動にも協力していくという。■シキノハイテック <6614> 1,083円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 11:30現在
シキノハイテック<6614>がストップ高まで買われている。同社は12日、シリコン知的財産(IP)ソリューションのリーディングプロバイダーである米Computer Aided Software Technologies(CAST)と新たな戦略的提携を結ぶことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。この提携により、CAST社はシキノHTが保有するIPコア(JPEG XLなどの画像圧縮技術)の提供を世界に向けて開始し、将来的に他の画像処理IP製品へも拡大させる見通し。同時に、シキノHTはCAST社の日本代理店として、CAST社のシリコン向けIPコアを幅広い日本の顧客に提供するためのサポートを行うとしている。■バリュークリエーション <9238> 1,114円 +150 円 (+15.6%) ストップ高 11:30現在
バリュークリエーション<9238>はカイ気配スタート。12日の取引終了後、1億円の暗号資産(ビットコイン)を購入すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。購入期間は3~5月を予定。余剰資金の一部について、次の事業投資までの運用手段として一時的に暗号資産への投資・保有を行う。四半期ごとに時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上していく。■エコモット <3987> 412円 +80 円 (+24.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
エコモット<3987>がストップ高カイ気配。IoTソリューションの企画やこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発などIoTインテグレーション事業をワンストップで展開している。12日取引終了後、国土交通省中部地方整備局が公募した現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に対する技術提案が採用されたことを発表しており、これが材料視される形となった。株価は小型株特有のボラティリティの高さがあり、300円台前半と値ごろ感もあることで上値を見込んだ個人投資家など短期筋の買いを誘導している。 ●ストップ高銘柄インタートレード <3747> 561円 +80 円 (+16.6%) ストップ高 11:30現在
ジィ・シィ企画 <4073> 776円 +100 円 (+14.8%) ストップ高 11:30現在 など、7銘柄 ●ストップ安銘柄REVOLUTION <8894> 95円 -50 円 (-34.5%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄 株探ニュース