高齢者向け“スマホ助成金”都の狙いは 「東京アプリ」普及につなげる狙いも 高齢者からは冷ややかな声も 金額・対象者は今後検討

28日に発売日を迎えたアップルの新型スマートフォン「iPhone 16e」。 お安く買えるかもしれない助成金に注目が集まっている。

「iPhone 16e」発売開始

「iPhone 16e」は、独自の生成AI(人工知能)を搭載しているうえに、iPhone 16シリーズの中では最も安い10万円を切った価格を打ち出している。

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しかし購入した人は…。

「iPhone 16e」購入者(60代): やっぱり高いなぁと思いますけど。円安もありますし、まあある程度しょうがないのかなという気はしています。

これまで6万円台から購入できたアップルの「iPhone SE」の販売が終了されるなど、スマホの価格は年々上昇を続けている。

そんな中、東京都が新たに打ち出した政策に注目が集まっている。

東京都が高齢者へのスマホ購入費用の助成を決定

それは、高齢者へのスマホ購入費用の助成だ。

都は、スマホを持っていない高齢者への購入費用の助成を決めたのだ。

スマホがお買い得になるかもしれない政策。 高齢者の方々は、どのように受け止めているのだろうか。

80代(東京・江東区の砂町銀座商店街にて): (スマホ)持ってないよ。だって必要ないよ〜。 

ーーこれは何ですか? 何ですかって、これ普通のケータイよ。

70代(東京・江東区の砂町銀座商店街にて): いいんじゃないの、助成金出すっていうのは。いい考えだと思いますよ。

高齢者へのスマホ助成金の背景には、都の公式アプリ「東京アプリ」の普及につなげる狙いもあるという。

東京都デジタルサービス局・山田忠輝局長

東京都デジタルサービス局・山田忠輝局長(26日、東京都議会): 「東京アプリ」を活用して都民サービスの質を向上していくためには、幅広い都民が利用できるよう支援策を講じることが重要でございます。

都が主催するイベントなどに参加すると、ポイントが付与される「東京アプリ」。

今後、マイナンバーカードと連動させ本人認証をすることで、15歳以上の都民に限り7000円相当のポイントを受け取ることができるキャンペーンも行われる予定だ。

しかし、高齢者からは冷ややかな声も…。

80代(東京・江東区の砂町銀座商店街にて): ご存知のように、みんな年金なんだからさ。(スマホ代で)年金10何万円のうち10万使っちゃったらどうするの。

ーー東京都が支援しますよってなってもですか?

いらない。悪いけど、その補助金があったら、ほかに回してもらえたら。

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