【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
ソフトバンクGなど3社
トランプ米大統領はソフトバンクグループとオープンAI、オラクルが主導する人工知能(AI)への新たな大型投資を明らかにする見通しだ。3社は合弁事業を発表する準備を進めている。ホワイトハウス当局者によれば、トランプ氏はソフトバンクGの孫正義氏、オープンAIのサム・アルトマン氏、オラクルのラリー・エリソン氏と共に1000億ドル(約15兆5600億円)の初期投資について21日午後に発表する。投資額は今後4年間で5000億ドルに拡大する可能性があるという。
日銀追加利上げ固まったか
日本銀行は今週利上げを実施するものの、さらなる引き締めについては「慎重なアプローチ」を取る。野村ホールディングスでホールセール部門長を務めるクリストファー・ウィルコックス氏が、スイスのダボスで行われたブルームバーグTVのインタビューで見通しを示した。トランプ大統領の就任式を巡り、日銀は混乱を引き起こす要因がないか注視していたが、恐らく利上げ見送りにつながる材料は見られなかったはずだと指摘した。共同通信もまた、日銀は今週の会合で追加利上げを決める方向だと報道。21日の金融市場で大きな波乱が見られず、環境がほぼ整ったとしている。
次世代の幹部ら
米ゴールドマン・サックス・グループは、主要部門を統括する幹部の昇進に向けて準備している。次世代を担う新たなリーダーが指名される。事情に詳しい複数の関係者によれば、ゴールドマンは株式、債券、バンキングの部門で新たなグローバル責任者の登用を計画している。関係者らは、人事に関する内容だとして匿名を条件に語った。今回の昇進により同社経営委員会には新たに15人が加わり、計39人となる。
トレーダー7%削減
ヘッジファンド運営会社ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントは、トレーダー全体の約7%を削減した。同社の主要ヘッジファンド2本は昨年、成績が競合ファンドを下回った。事情に詳しい複数の関係者によると、今回の人員削減で対象となったのはニューヨークからロンドン、アブダビに至る同社のグローバル拠点のおよそ10人余り。同社にはなお150人ほどのトレーダーが在籍するという。ブレバンは年2回の見直しの一環として削減に踏み切った。
輸入拡大を表明
中国の丁薛祥副首相は輸入拡大の意向を表明した。トランプ米大統領は就任初日に対中関税発動の発表を見送っていた。丁氏はスイスのダボスで開催の世界経済フォーラム(WEF)で、「われわれは貿易黒字を求めているのではない。均衡の取れた貿易を促進するため、競争力のある質の高い製品やサービスの輸入を増やしたい」と述べた。国名は言及しなかった。後発開発途上国と関税ゼロの取り決めを結んでいるともアピールしたほか、企業にとっての障害を取り除くと約束した。