参政党“台風の目”支持率急増のワケは? “保守”打ち出す日本保守党 差別化は? 社民党“生き残りをかける”老舗政党の今【 #政党フカボリ ⑦】
参議院選挙の公示から1週間。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしています。10日は、参政党、日本保守党、社民党です。 勢いのある新興政党と、生き残りをかける老舗政党。それぞれの「今」を、フカボリします。 ◇◇◇ 参院選で“台風の目”となっている、参政党の神谷代表。 参政党・神谷代表 「日本人が貧しくなって外国人に来てもらわないと経済が回らないということになっているわけですよ。アンポンタンですよ」 「日本人ファースト」を掲げ、“保守的”な政策などを訴えています。
参政党は結党からわずか5年で、全国に“150人の地方議員”を有し、参院選でも“全選挙区”に候補者を擁立。今、急速に支持を伸ばしています。 各政党のYouTubeを分析すると、参政党の「新規登録者数」が、この1か月で急増していました。 演説会場には──。 参政党支持者 「ワクチンもおかしいのに誰も言ってくれない、外国人のこともおかしい」 「ずっと自分が思っていたことを、参政党さんだけが言ってくれたから」 「(これまで)支持政党というか、その時その時の、これ(政党)はちょっといいかなという感じで、ここという感じではなかったです」 熱烈な支持者や、いわゆる“無党派層”から参政党支持に変わった人も多く見られました。 参政党・神谷代表 「3年前は安倍さんがこの地で亡くなられましたよね」 またこの日、演説を行ったのは、安倍元総理大臣が銃撃された場所。 ここ奈良県は、自民党の“岩盤支持層”が多い地域でもあります。 参政党・神谷代表 「(Q:自民支持層や保守層を狙っている?)我々は保守票も取りますけれども、無党派層も取るし」 「右からも左からも取るという全方位でやってますので」 参政党・神谷代表 「1・2・参政党!」 “全方位の支持”を狙い勢いを増す参政党。幅広い年齢層の人が足を止めていました。 しかし、その一方で…。 反対派 「“日本人ファースト”は外国人差別です」 “外国人の受け入れ規制”などを掲げる参政党の政策や考えに対し、批判の声も上がっています。 参政党・神谷代表 「『ルール設定が大事だよ』って言っているだけなのに、なんでそれが排外主義になるのかよく分からない」