【○虎将トーク】阪神・藤川監督、決勝弾近本、2ラン佐藤輝に「日々新た」2勝目及川「スポンジのように吸収」
(セ・リーグ、ヤクルト5ー7阪神=延長十一回、4回戦、2勝2敗、17日、神宮)阪神が延長戦を制した。十一回1死一塁、近本光司外野手(30)がマイク・バウマン投手(29)から決勝2ランを放った。岩崎優投手(33)が九回、1点を失った後の2死二塁で村上宗隆内野手(25)が空振りをした際にアクシデントで交代。代打赤羽由紘内野手(24)の遊ゴロを弾く木浪聖也内野手(30)の適時失策で延長戦に突入していた。十回に登板した及川雅貴投手(23)が2回完全で今季2勝目。二回の右前打で今季初適時打を記録した近本は4安打3打点。佐藤輝明内野手(26)は八回の5号2ランが4月5日巨人戦(東京D)以来22打席ぶりの本塁打。チームは4戦連続2桁安打。2連勝で首位広島に0・5差に迫った藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=8勝6敗1分、観衆=2万8980人)。
ーー長い試合になった(試合時間4時間7分)
「ファンの方、すごくうれしそうでしたね。それを見て、みんなのがんばりが報われたなと思いましたね」
ーー近本は長打力も魅力
「今後、ああいうモノが出てくるんじゃないですかね」
ーー近本は得点圏でなかなか打てなかったが、二回に一本出た
「これまではね。日々新たなんでね。別に過去を引きずってプレーしている選手はいないんでね」
ーー及川は投球で流れを引き寄せた
「本当に今年にかける思いというか、新しい役割でね、スポンジのように吸収している。うまくいかなかったシーズンもあるんで、今までの経験が生きて自分らしく投げていくことが、できているということでしょうね」
ーー2イニング目も迷いなく
「全然迷いはないです」
ーー木浪のエラーは切り替えて
「ゲームの中で起こることは仕方ないしね。日々やってれば、ああいうこともある。プロでもあるし。次どう立ち向かうかというところで、ずっとゲームに出ていますから特に問題はないです」
ーー岩貞も初登板(七回2死一、二塁で長岡を一飛)
「欲しいアウトが取れたところでは、うまくアウト取ってくれた。物足りない、まだまだやらないといけない、本来の選手たちはいるので。その選手たちも昨シーズンまで必死でプレーしてたからこそ、少しまだエンジンのかかりがというところですから、じっくり上げていくというか、タイミングを待つというところになりますね」
ーービーズリーは三回から修正できていたか
「うん、まあまあ、また次ね」
ーー佐藤輝も好相性の神宮で一発
「打線の中の1つですから、非常にいい活躍だったと思いますけど、日々新たにね」
ーー3、4番を代えて打線の流れが出てきた
「うーん、まあでもあんまり、最初の攻撃が納得いくモノではなかったのでね、はい。勝った中でベンチサイドとして反省しないといけないところがあるので。選手は自由にやってくれればいいです」