五輪=IOC新会長にコベントリー氏、女性初 ジンバブエ出身
国際オリンピック委員会(IOC)が20日実施した会長選挙で、ジンバブエのスポーツ相を務めるカースティ・コベントリー氏が新会長に選出された。(2025年 ロイター/Louisa Gouliamaki)
[ピュロス(ギリシャ) 20日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)が20日実施した会長選挙で、ジンバブエのスポーツ相を務めるカースティ・コベントリー氏が新会長に選出された。IOCの女性トップは初。
6月に任期満了で退任するバッハ会長の後任となる。
コベントリー氏は競泳女子の元ジンバブエ代表で、五輪では7つのメダルを獲得。2004年アテネ大会、08年北京大会では200メートル背泳ぎで金メダルに輝いた。
IOC委員の投票1回目で97票中、過半数の49票を集め、アフリカ出身として、また女性として初めてIOCトップに選出された。
コベントリー氏は総会で「私たちが真にグローバルで、多様性に開かれた組織へと進化したことを示すもので、それを継続するつもりだ」と表明。
また、「これは大変な栄誉であると同時に、私がこの組織を誇りを持って率いるという、皆さん一人ひとりに対する私の決意を再認識させるもの」などと話した。
日本からも国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏が立候補していたが、落選した。
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