タイで摘発の特殊詐欺拠点は家賃420万円の豪邸 宮城県警になりすまし日本人を狙う巧妙マニュアルも
特殊詐欺は海外を拠点に行われるケースもあります。タイの首都バンコクでは9月16日、日本人を狙った詐欺グループの拠点が摘発されました。グループは宮城県警の警察官になりすましていた疑いがあるほか、被害者を言葉巧みに信用させるマニュアルも残していました。 現場から見つかったのは警視庁の偽の警察手帳。 さらに、「宮城」と書かれた県警ロゴを模したワッペンも。 ハンガーには偽の警察官の制服がいくつも掛けられていて、宮城県警を模したものもありました。 9月16日、タイの首都バンコクで日本人を狙った特殊詐欺の拠点が摘発されました。 FNNバンコク支局 「摘発された拠点は大きな塀に囲まれた、周囲でもかなり目立つ巨大な豪邸です」 現地で取材する仙台放送の特派員が見たのは犯罪グループのアジトとは思えない、まるで「宮殿」のような高級住宅です。家賃は月およそ420万円。 タイの警察当局は、ここで「コールセンター詐欺」が行われていたとして、日本人の男4人を含む14人を拘束しました。 このグループは、宮城県警の警察官などを装い、日本人に電話をかけて「不審な金の取引がある」などとかたり、送金させていたということです。 電話をかけるブースには話し方を細かく記したマニュアルのようなものが。 「誠実さと自信を見せる」 「感度が低かったらたたく、相手の弱点を探す」 さらに…。 第三者に情報を漏らさない、違反した場合は法的措置を取るなどと書かれています。 被害者に本物の警察の捜査だと信じ込ませるために使われた可能性があります。 さらに、ルールのようなものが書かれたメモも…。 「チーム内でもめ事を起こさないこと」 「みんなの録音を聞いて、気づいたことまたは自分の意見があれば先生に中国語で伝えて」 FNNバンコク支局 「今回、取材して感じたのは日本から遠く離れたバンコクで、特殊詐欺が国境を越え、ひとつの“仕事”のように組織化されている実態です。日本人を狙う詐欺の手口は、私たちが想像する以上に細かく作り込まれていて注意が必要です」 宮城県警は被害を食い止めようと、特殊詐欺の電話を自動で遮断する警察庁推奨アプリの活用などを呼びかけています。
仙台放送