米中がエネルギー巡り協議へ 日本のガソリン・物価影響は 石油製品不足再燃の恐れも

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 物の値段やガソリン価格の高騰が続く中、注目の米中首脳会談が近づいています。このアメリカと中国の綱引きが、物価にどのように影響するのでしょうか。

原油の代替 アメリカからの調達が大きく減少

 値上げの波は来月も続きそうです。帝国データバンクによると、10月から3000品目以上の飲食料品の値上げが予定されています。

 背景にあるのが、中東情勢の長期化による原油価格の高騰です。

 輸入の多くを中東に依存してきた日本。ホルムズ海峡の航行が難しくなって以降、アメリカなどからの代替調達を進めてきました。

高市早苗総理 「7月については、前年平月比で約10割の調達への回復にめどが付きました。特に米国からは前年平月比で10倍以上が調達できる見通しです」(6月)

 しかし今月に入ってからは、アメリカからの調達が大きく減り、国内の備蓄分を放出して対応しています。

野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト

木内登英氏

「アメリカとしても日本だけ助けるというより、他にも支援する、原油をほしがっている国はアジアを中心に多いので、日本だけ特別扱いできなくなってきていると」

 さらに、日本にとってもう一つの懸念があります。24日にホワイトハウスで予定されている、トランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談です。

 それに向けた米中の閣僚級協議が20日に行われました。

ベッセント氏のXから 「今回の協議は、トランプ大統領がアメリカの経済的利益を前進させ、アメリカ国民のために成果をあげるための土台づくりに資するものです」(20日公開)

 米中首脳会談で焦点の一つとなっているのが、エネルギーを巡る貿易の行方です。

 中国はこれまでアメリカ産の原油やLNGなどを輸入してきましたが、米中の貿易摩擦を背景に去年停止しました。

 今回の首脳会談では、エネルギーを含む関税の引き下げなどが議論される可能性があります。

トランプ大統領 「習近平国家主席とは良好な関係を築いています。ここでは、様々な合意が結ばれることになるでしょう」

 首脳会談の行方次第では、中国によるアメリカ産エネルギーの調達が増える可能性があります。そうなった場合、日本が輸入できる原油量が減り、ガソリン価格が高騰する可能性はあるのでしょうか。

木内氏 「現状で言うと、補助金政策を維持するという方針を政府はとっていますので、ガソリン価格は1リットルあたり170円程度で今後も変わらないと思います」

 一方で専門家は、企業が原油を原料とする製品の生産を減らす恐れがあると指摘します。

「企業としては先を見ますので、また原油・ナフサが十分な量を調達できないと不安になると、予防的に生産を削減する動きがまた出てくる可能性がある。そうすると川下で深刻な日用品の品不足・価格の高騰が、もう一度起こってくる可能性があると思います」

(2026年9月22日放送分より)

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