新車1000万円超え! いすゞの「最新“7人乗り”トラック」が超凄い! 「普通免許でOK」な全長4.9mボディ×本格悪路性能も! “車中泊”専用「トラヴィオ“エクスペディションストライカー”」の凄さとは

新しい普通免許で運転できる本格的なトラックベースのキャンピングカーが存在します。それが、いすゞの「エクスペディションストライカー」です。どのような特徴があるのか、紹介します。

普通免許で運転できる「画期的キャンピングカー」

 さまざまな種類があるキャンピングカーですが、なかでもトラックをベースにした「キャブコン」は、トラックならではの設計の自由さを活かし、広大な居住スペースが魅力です。

 そのいっぽうで、車体が大きく重くなるため、現行の普通免許では運転できるクルマが少ないというデメリットもあります。

 そんななか、いすゞは普通免許で乗れるキャブコンタイプのキャンピングカーを用意しています。

いすゞの「“7人乗り”車中泊トラック」

 キャブコンは、小・中型トラックをベースに、荷台部分をつくり変えて居住スペースとしたもので、商用バンをベースに車内にキャンピングキットを装着する「バンコン」とは違い、居住スペースの設計で自由度が高く、広い室内スペースを確保することができます。

 ミニマルな軽トラックサイズのものや、2tトラックサイズの本格的なものまで多彩で、キャンピングカーとしては非常にポピュラーなジャンルとなります。

 しかし2017年3月に道路交通法が改正され、以後に新規取得する普通免許では、運転できるクルマが「最大積載量2t未満・車両総重量3.5t未満」となりました。そのため、2tトラックをベースにしたキャブコンでは、新たに新設された「準中型免許」が必要になっています。

 そんななか、いすゞが展開する「EXPEDITION STRIKER(エクスペディションストライカー)」は、法改正後に免許を取得した普通免許所持者でも、本格的なキャンピングを楽しめるモデルとなっています。

 ベースとなったのは、2024年7月に発売された小型トラック「エルフミオ」です。最大積載量1.3t・車両総重量3.4tと、法改正後の普通免許に対応するモデルです。

 いすゞでは、このエルフミオに対し、重量があり乗り心地などが求められるキャンピングカーの架装ベース向けのシャシ「Travio(トラヴィオ)」を開発しており、2024年11月に発表されています。

 具体的には専用テーパーリーフサスペンションやリアスタビライザーを採用し、重量のあるキャンピングの架装に耐える走行安定性を確保しています。

 エクスペディションストライカーはこのシャシを採用し、普通免許で運転できるエルフミオの特徴と、キャンピングカーに求められる耐久性や乗り心地、安定性を兼ね備えています。

 パワートレインは軽量な1.9リッターディーゼルエンジン×6速ATの組み合わせで、AT限定免許でも運転可能。誤発進抑制機能やプリクラッシュブレーキ(直進時)など、充実した先進安全機能も備え、トラックに乗り慣れていない人でも気軽に運転できます。

 エクスペディションストライカーのボディは、いすゞと日本特種ボディーが共同開発したもので、初のオールアルミ製ボディを採用。従来モデルよりも150kgの軽量化を図ることで、普通免許での運転と軽快な運転感覚を実現しました。

 サイズは全長4955mm×全幅1800mm×全高3000mm。これまでのキャブコンでは、全長5mを超え、さらに全幅も1.9mを超えるなど、居住スペースはあれど、運転が非常に難しいサイズでしたが、乗用車感覚のサイズとし、容易な取り回しを実現しました。

 さらに、運転席・助手席のあるキャブ部と居住スペースは、一般的なキャブコンでは溶接で繋げるのに対し、エクスペディションストライカーではあえて堅牢な溶接は採用していません。

 そのため、車体のねじり方向の動きを確保でき、車体が大きく傾き歪むような荒れた路面でも車輪が浮くことがなく、悪路走破性の向上に寄与しています。

 室内は、通常のキャブコンと遜色のない広々とした空間で、3列シートで乗車定員7名、就寝定員は6名を確保します。

 シンクや水回りをはじめ、家庭用エアコンや電子レンジ、冷蔵庫、AC100Vコンセントなどを標準装備します。

 ラインナップはポータブル電源を利用する「シンプル電装モデル」と、鉛電池のサブバッテリーを積んだ「スタンダード電装モデル」を用意します。

 販売は日本特種ボディーに加え、全国12箇所の販売店・販売協力店で扱っており、価格(消費税込)はシンプル電装モデルが1033万9760円、スタンダード電装モデルが1069万4285円となっています。

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