テスラの蓄電池Powerwall 3 補助金対象拡大、電気代節約
テスラは、家庭用蓄電池の次世代モデル「Powerwall 3」を8月3日より日本で販売開始する。容量は13.5kWh。 国や自治体による補助金の対象にもなっている。
設置相談はテスラのWebサイトで受け付け、各地域のテスラ認定販売施工会社から連絡が届く。設置開始は9月~10月以降となる見込み。
テスラが培ってきた電気自動車と蓄電の技術を結集した家庭用蓄電システム。新たに太陽光発電用のパワーコンディショナーも内蔵したハイブリッド型とし、電力会社から購入した電気だけでなく、家庭の太陽光パネルで発電した電気も効率的に蓄えられる。夜間や停電時に自宅へ電気を供給でき、電気料金の高い時間帯も気にせず使えるという。
太陽光パネルと直接接続でき、変換効率は業界最高レベルとする97.5%(DC→AC)を実現した。単機能型としても利用でき、既設の太陽光発電システムとパワーコンディショナーをそのまま利用することも可能。
最高出力は9.69kWに向上(従来機Powerwall 2は5kW)。動作温度範囲は50℃~-20℃、防塵/耐重塩害のほか、下端から60cmの耐浸水性能も追加された。北海道から沖縄まで様々な天候に対応する。
ホームエネルギーマネジメントシステムとして、電気代の削減と環境負荷の低減、停電への備えを同時に可能にするという「Tesla Home」をPowerwall全製品に搭載。これはテスラのAIであるOpticasterを中核とし、世界で100万台以上稼働するPowerwallから得られるデータと知見をもとに、充放電を自動で最適化するもの。
Opticasterは、気象予報、電力需要予測、電気料金の変動、太陽光発電量の予測など複数のデータソースを機械学習で分析して、各家庭に最適なエネルギーの使い方を自動で決めて実行する。
例えば翌日の天候が晴天と予測される場合、夜間の充電量を抑えて太陽光発電を優先的に利用するほか、電力料金が高騰する時間帯には、自動的に蓄電池から電力を供給し、料金の安い時間帯に充電を行なう。さらに、家庭内の電力使用パターンを学習し、需要が高まる時間帯に備えて最適な蓄電計画を立てる。
Powerwall 3は日本市場向けに国内安全認証のJIS C 4412およびJIS C 8715-2、IoT製品セキュリティ認証制度のJC-Star、通信規格のECHONET Liteを新たに取得。さらに、多くの補助金で対象機器の要件とされている一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)の機器登録を完了。これにより、SII登録機器を要件とする国や自治体の補助金を活用しやすくなる。
一例として東京都では現在、最大120万円の補助金を提供している(令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業 助成金、蓄電池システムの設置に係る機器費および工事費が対象)。なお、補助金取得のための要件や手続きは、自治体などによって異なる。
スマホアプリのTesla Appで自宅のエネルギー状況をリアルタイムに確認/管理可能。現在の状況や動作の背景を分かりやすく解説する機能も備える。
本体サイズは609×193×1,105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は130kg。屋内外に設置でき、床置きや壁掛けに対応する。保証は10年間。