ウクライナ海軍のドウヒー・ネプチューン巡航ミサイルがロシア海軍フリゲート「アドミラル・エッセン」撃破(JSF)
9月10日(出典)にウクライナ海軍は、ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・エッセン」にドウヒー・ネプチューン巡航ミサイル(長射程対地攻撃型ネプチューン、地上発射式)を命中させて上部構造物を破壊したと、衛星写真の確認戦果と共に発表しています。攻撃は9月9日(出典)に実施され、ウクライナ防衛戦力の他の部隊と合同で黒海沿岸のノヴォロシスク港を攻撃しており、FP-2自爆ドローンなどで他の艦艇を含めて複数隻に命中弾を与えたとされています。
ドウヒー・ネプチューンが遂に「エッセン」に命中した
ウクライナ海軍より「Довгий «Нептун» таки дістав «Ессена»」、「ドウヒー・ネプチューンが遂にエッセンに命中した」※フリゲート「アドミラル・エッセン」の左舷の艦橋の前方に穴が開いて損傷、また前部ミサイル弾庫のVLS(垂直発射機)の蓋が黒く焦げているように見える。
2026年9月8日~9月9日夜間、ノヴォロシスク港への攻撃結果
※ウクライナのファイアポイント社が2026年9月9日のノヴォロシスク攻撃で自社のFP-2自爆無人機が使用されたことを報告。カリブル巡航ミサイル搭載艦を3隻撃破。これは9月1日(空襲記事)の学校始業開始日にウクライナの学校がロシア軍のカリブル巡航ミサイルの攻撃を受けた事への報復だとしている。
※BUYAN-M : 21631ブーヤンM型小型ミサイル艦「艦名不明」
※MAKAROV : 11356M型フリゲート「アドミラル・マカロフ」
※ESSEN : 11356M型フリゲート「アドミラル・エッセン」
ロシア海軍黒海艦隊に所属する「巡航ミサイル搭載艦」のリスト○11356M型フリゲート
- アドミラル・グリゴロヴィチ ※黒海の外に居て帰還不能
- アドミラル・エッセン ※2026年9月9日にミサイルで撃破
- アドミラル・マカロフ ※2026年9月9日にドローンで撃破
※2026年9月9日にドウヒー・ネプチューン巡航ミサイルで「アドミラル・エッセン」を撃破。「アドミラル・マカロフ」への攻撃はFP-2自爆無人機を使用したと推定される。
※なお黒海内にはクリヴァク型フリゲート「ラードヌイ」「プィトリーヴィイ」の2隻も居るが、これらは旧式艦でカリブル巡航ミサイルの運用能力が無いので、今回の攻撃の目標となっていない。
○21631ブーヤンM型小型ミサイル艦
- ヴィシュヌイ・ヴォロチョク
- オレホヴォ・ズエヴォ
- イングーシェチア
- グレイボロン
※2026年9月9日にFP-2自爆無人機で撃破(4隻のうちどれか)
○22800カラクルト型小型ミサイル艦
※「アスコリド」はケルチのザリフ造船所でストームシャドウ巡航ミサイルを被弾し大破、損傷が激しく修理の目途は立たず。
※「ツィクロン」はセヴァストポリでATACMS弾道ミサイルを被弾して大破着底、水面からマストのみを突き出した状態となり、廃艦となった模様。
※なおブーヤンM型やカラクルト型のような小型艦は、バルト海やカスピ海から内陸水路を用いてアゾフ海・黒海に移動可能であり、戦争中にトルコが地中海からボスポラス海峡(およびダーダネルス海峡)を通航する軍艦を封鎖制限した状態でも戦力の補充が可能。ただし今のところそのような動きはない。
○キロ級潜水艦877V型
○キロ級潜水艦636.3型
- B-237「ロストフ・ナ・ドヌ」 ※2023年9月13日にミサイルで大破(記事)
- B-261「ノヴォロシスク」 ※黒海の外に居て帰還不能
- B-265「クラスノダール」 ※黒海の外に居て帰還不能
- B-262「スターリー・オスコル」
- B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」
- B-271「コルピノ」 ※2025年12月15日に無人水中艇で撃破(記事)
※最近はキロ級潜水艦はカリブル巡航ミサイルの発射には使用されていない。すると現状のロシア海軍黒海艦隊のカリブル母艦は水上戦闘艦のフリゲート艦×2隻と小型ミサイル艦×6隻の合計8隻で運用されており、そのうち3隻が2026年9月9日の攻撃で撃破されたことになる。
※「ロストフ・ナ・ドヌ」はストームシャドウ巡航ミサイルで複数回攻撃されており、損傷が激しく修理はほぼ不能と思われる。無人水中艇の自爆攻撃を受けた「コルピノ」は修理可能な損傷と推定される。
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