オランダ「アザラシ幼稚園」破産の危機 施設建設で想定外のコスト 70頭がピンチ
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日本でも「アザラシ幼稚園」の愛称で親しまれているオランダの保護施設が、2週間以内に破産を申請する見通しであることが分かりました。再び支援を模索する動きが広がっています。
約5億円の資金不足
船から降り、アザラシのもとへ走る救助隊。首に絡まった網を手際よく外していきます。
オランダにある通称「アザラシ幼稚園」は、けがや病気で弱ったアザラシを保護し、海へ返す活動をしています。
日本でも2年前、24時間配信するライブ映像が話題になり、一日500万円を超える投げ銭が集まるほどの人気ぶりに。立ち泳ぎする姿には、その見た目から“茶柱”の愛称がつきました。
ところが…。
運営の公式Xから 12日
「今後2週間以内に破産申請をせざるを得なくなる見通しです」
施設によりますと、日本円でおよそ5億円の資金が不足しているといいます。
老朽化に伴う新施設の建設で想定外の費用がかかり、物価高にも直面。自治体と州の支援も得られなかったと説明しています。
現地に在住する日本人のファンは、次のように話しました。
オランダ在住の日本人 Emilyさん
「青天の霹靂(へきれき)でした。こんなに早く、その時が訪れてしまうとは、正直誰も思ってなかったと思います」
運営によりますと、閉鎖すれば、今後数カ月で70頭のアザラシが、生き延びる機会を失うといいます。
Emilyさん
「名前をつけて養子縁組を組むことができて、その子は私が自分で箱を開けて野生に返すことができるんです」
さらに、施設では治療の様子も公開していて、アザラシの回復を間近で見守ることができます。
現在のライブ配信には、「背泳ぎ可愛いね」「養子縁組と寄付してきました」など多くの日本語が流れています。
日本では先月から、コンビニで写真を購入して支援できる取り組みも始まったばかりでした。
緊急で開かれた州議会では、オランダ政府が支援の可能性を残す一方で、資金難の原因を明らかにすることが重要だなど議論が交わされました。
施設は、オンライン署名とクラウドファンディングで協力を呼びかけています。
「アザラシ幼稚園」スタッフ
「正直、私たちも大丈夫ではないし、状況はよくないです。この国や世界中の人々に、この活動が必要だと理解してもらい、活動を続けていきたいと思っています」
(「グッド!モーニング」2026年10月16日放送分より)