2025年、いま買うべきiPhoneはどれだ? 【各機種を比較&本音レビュー】
これは2025年に購入する価値のあるアップルのiPhoneに関する『Esquireスペイン版』による選定である。第2世代iPhone SEも、iPhone 14以下のモデルは候補に入れていない。 【写真集】いま買うべき、iPhoneのおすすめ5モデル 2025年現在、iPhone 15とiPhone 16eはほとんど同じ価格であり、どちらかをすすめることは簡単ではない。iPhone 15にあるダイナミックアイランドやMagSafe、わずかに優れたカメラが必要ないのであればなおさらだ。
2025年にラインナップされているiPhoneは、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max、そして新しいiPhone 16eがあり、iPhone 15シリーズも販売されている。 今、iPhoneを選ぶ場合、各モデルに搭載されているプロセッサをチェックし、いつまでアップデートを受けられるかを考慮することが大切だ。iPhoneは発売から7年程度のサポート期間があるが、バッテリーの耐用年数と、7年後に今と同じように動作するかも考慮する必要があるだろう。 なお、中古のiPhoneを購入する場合、バッテリーが落とし穴になり得る。リチウムイオンバッテリーは適切に使っていても例外なく容量が低下するからだ。中古製品の場合、前のユーザーがデバイスのバッテリーをどのように扱ったかを知るすべはない。 こうした理由から、『Esquireスペイン版』は今から第2世代iPhone SEやiPhone 14を探して購入することを推奨しない。価格は安くても、iPhone 16シリーズと比較すると実際にはそれほど安くないのだ。小型のiPhoneが欲しくても、iPhone SEは諦めたほうがよいだろう。
AppleのAIに興味がなく、iPhone 16のマクロ撮影機能も必要なければ、iPhone 16eが最もリーズナブルな選択肢となる。 では、iPhone 15はどうか? iPhone 16シリーズを一通り試した結論としては「iPhone 15 Plus」であればまだ選ぶ価値があると言えそうだ。iPhone 16eの6.1インチよりも大きい6.7インチの大画面があり、コストパフォーマンスにも優れている。 iPhone 15 PlusはUSB-Cポートを備え、以前はProモデル専用だったダイナミックアイランドを採用。A16 Bionicチップや48MPのメインカメラなど、iPhone 14と比較して多くが改善されている。しかし、iPhone 15 Proに搭載された、A17 Proチップやチタン製の筐体、ハイリフレッシュレートの画面や光学ズームを備えたカメラは搭載されていない。 iPhone 16は、新しいプロセッサとProモデル専用だったアクションボタンを搭載している。それだけでも選ぶ理由になり得るが、もし今、iPhone 13やiPhone 14を使っているなら、iPhone 16にわざわざアップグレードする価値はないかもしれない。新旧モデルにかつてほどの差がないからだ。 iPhone 16eは、大多数のiPhoneユーザーが必要とするiPhoneだろう。最新のiPhoneの機能は一通り押さえられており、諦めることになるのは超広角カメラくらいだ。 ●【画面サイズ】優先するのは視認性か?それとも、持ちやすさか? 画面サイズは人それぞれに好みがあるだろう。私のように、携帯性と片手での使いやすさを重視する場合は、標準モデルが快適なはずだ。反対に、ゲームや動画視聴がメインで、マルチタスクもしやすいiPhoneを探しているなら、PlusまたはPro Maxモデルが向いている。 今、新品で購入できるiPhoneは、どのモデルも美しいディスプレイを持っている。しかし、Proモデルは最大120Hzのリフレッシュレートにしており、体験を向上させることは明らかだろう。 ●【写真撮影】重視するなら、Proモデルを カメラの性能はどうだろうか。Proモデルは、望遠レンズや超広角レンズを備え、より高画質な動画撮影にも対応している。あなたにとって、写真や動画撮影が優先事項である場合はProモデルを検討すべきだろう。もし、時々写真を撮るだけなら、標準モデルで十分だ。 ちなみに、iPhone 16シリーズから搭載された「Camera Control」ボタンは特に必要だとは思わなかった。カメラアプリの起動は確かに早くなるが、従来の方法でも十分に早いからだ。 ●【Apple Intelligence】まだ「必須」ではないと見る Apple Intelligenceを1カ月試したが、Apple Intelligenceを使うために今すぐiPhoneを買い換える必要はないと感じた。なぜなら、2025年現在の機能は、書き込みツール、(まだ不十分な)画像生成、(気づかない程度に強化された)Siriに限定されているからだ。 5G接続やバッテリー持続時間、ストレージ容量、サポート期間などを重視してiPhoneを選んだ方が賢明と思われる。特にサポート期間は重要だ。iPhone 13より前のモデルは、そろそろソフトウェアサポートが終了するとみられている。 出典:Esquire スペイン版