チェルシー、森下龍矢フル出場のレギア・ワルシャワから先勝! 後半“3発”でECL準々決勝突破に前進

 UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準々決勝・ファーストレグが10日に行われ、レギア・ワルシャワ(ポーランド)とチェルシー(イングランド)が対戦した。  リーグフェーズで6戦全勝を記録し、勝ち点「18」の首位で決勝トーナメントに駒を進めたチェルシー。コペンハーゲンと激突したラウンド16では2連勝を飾り、2戦合計3-1で準々決勝進出を決めた。対するレギア・ワルシャワはモルデとのファーストレグに敗れたものの、セカンドレグを延長戦の末に勝ち抜いて8強入り。同クラブに所属するDF森下龍矢は、今回の一戦にセンターフォワードとして先発出場を飾った。  試合は序盤からチェルシーが支配率を高めて主導権を握るものの、レギア・ワルシャワも粘り強い守備を披露。一進一退の攻防が続くなか、森下がチェルシーのゴールを脅かす。25分にホームチームが自陣ボックス付近でボールを奪取。素早く繋ぎながらカウンターに転じ、マキシ・オイェデレが送ったスルーパスに森下が反応する。最終ラインと並走しながら一度スピードダウン。ペナルティエリア内に入ったタイミングで右足に持ち替えシュートを放つが、ボールは枠の右に外れてしまった。  一方のアウェイチームも33分にビッグチャンスを作り出す。ジョシュ・アチャンポンのバックパスを受けたキアナン・デューズバリー・ホールがボックス右角付近でクロス。相手選手に跳ね返されたクリアボールをアチャンポンが拾い、ドリブルでペナルティエリア内に運びながら横パスを入れる。しかし、トラップからコール・パーマーが左足を振ったシュートは、GKカチペル・トビアシュがビッグセーブ。レギア・ワルシャワの若き守護神がチームを救った。  そんななか、後半開始早々の49分にチェルシーがスコアを動かす。右サイドでボールを持ったノニ・マドゥエケがクロスを入れ、ジェイドン・サンチョが頭で繋いだパスをマロ・ギュストがゴール前に折り返す。相手にクリアされたこぼれ球をリース・ジェームズが回収し、右足でグラウンダーのシュートを放つ。GKが弾いたセカンドボールをタイリーク・ジョージが押し込み、チェルシーが先制に成功した。  さらに57分、自陣深くからビルドアップを試みるレギア・ワルシャワに対してチェルシーがプレス。相手GKのキックをR・ジェームズが中央でカットし、頭で跳ね返したボールがサンチョへとわたる。ドリブルで切り込みながらペナルティエリア内のマドゥエケに向けた横パスを選択。冷静に左足でネットを揺らして大きな追加点を挙げた。  70分にはクリストファー・エンクンクが相手ペナルティエリアで倒され、チェルシーがPKを獲得。エンクンクのキックはGKトビアシュにストップされたものの、セーブからわずが1分足らずでマドゥエケが3点目をマークする。結局、そのまま試合は3-0で終了。チェルシーが敵地で先勝を収めた。なお、森下はゲーム途中にポジションを移しながらフル出場を飾っている。運命のセカンドレグは17日にチェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で開催される。 【スコア】
 レギア・ワルシャワ 0-3 チェルシー 【得点者】
 0-1 49分 タイリーク・ジョージ(チェルシー) 0-2 57分 ノニ・マドゥエケ(チェルシー) 0-3 74分 ノニ・マドゥエケ(チェルシー)

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