感想一発目は「かるっ!」最高位機種の「Galaxy S25 Ultra」ハンズオン

Adriano Contreras / Gizmodo

日本時間で23日未明に発表されたSamsungの最新スマートフォンGalaxy S25シリーズ

基本のGalaxy S25、大きめサイズのGalaxy S25+(日本発売なし)、最高位機種のGalaxy S25 Ultraと3モデル。その中から、発表会現地のプレス会場で、米Gizmodo編集部がさっそくGalaxy S25 Ultraを手にとってきました。

手にして最初にでる一言は…「かるっ!」です。

以下、米Gizmodoからのレポートです。

手元のSamsung端末を最新機種にアプデしようか迷ったままキープしていましたが…、Galaxy S25 Ultraを見たらアプデする時がきたなって気がします。だって、期待された通りに性能もバッテリーもAI力も底上げした上で、過去イチ軽量化されているんですから。毎年繰り返される順当なアプデでしょ?と思ったら甘い。今年は繰り返しを感じない、大型アプデになっています。

昨年のGalaxy S24 Ultraと同じく、Galaxy S25 Ultraで最もアピールされていたのはAI力。既存のAI機能(画像に映り込んだ不要なものを消すなど)は着実に進化、またはよりSamsung端末との統合が深まっています。

より自然な会話的アルゴリズムとなっているのも、ユーザーの使いやすさに直結しそう。中には既視感あるAI機能もありますが、テック企業はAIでみんな同じ方向向いているので、そりゃそうなっちゃう。

ハード面:エアリーと言いたくなる軽さ

Adriano Contreras / Gizmodo

大型アプデ!とはいいつつ、外観デザインに特筆すべき個性はありません。噂通り、端末人程の角が丸みを帯びましたってくらい。今のフラッグシップの使い勝手は、みんなここに落ち着くのかなという見た目です。

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ただ、手に実際持つと、やっぱり「お!」と思います。フレームの軽量化に成功し、大袈裟だけど羽より少し重いくらいって言いたくなるほど。もうね、エアリーな端末なんですです。前モデルから14グラム軽くなって、218グラム。何かと話題になる薄さは、前モデルから15%(0.4ミリ)減で8.2ミリに。

搭載されているチップは、カスタマイズ版Snapdragon 8 Elite。Eliteは新しいシリーズなので、発表会の「初めてだよ!」というアピールは当然なのですが、SamsungとQualcommのタッグという点では今まで通りなので、安定感はもちろんあるはず。

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メモリは12GB。GoogleやOnePlusが16GB乗せているので、もうひと頑張りして欲しかったといいうのは正直なところ。

全体の性能は、NPUが40%、CPUが37%がスピーディになり、GPU性能が30%アップしています。この性能アップによって、カメラ・ゲーム性能はもちろん、AI生成力も爆上げされます。性能で加えておきたいのが、ベイパーチャンバーが40%大きくなり、かつ高熱電動材料が使われており、排熱にもしっかり配慮されていること。

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Ultraモデルお馴染みのSペンも健在! Bluetooth接続をなしにしたことで、軽くなったのが今回1番の変更。

カメラ

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カメラは、トリプルリアカメラの1つ、超広角カメラがアプデ。前モデルの1200万画素から5000万画素になっています。昨年話題になった、広角カメラの2億画素はそのままキープ。

見えない変化ですが、カメラのアルゴリズムも変わっており、ポートレートモードやフィルターが進化しています。プロ向け機能としては、Expert RAWモードにヴァーチャルアパチャー機能が追加。また、ユーザーから熱望の声が多かったとという撮影動画のログ機能「Galaxy Log」を追加、色調などを編集しやすくなります。

ソフト面:AIがクロスアプリ対応

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Galaxy S25 Ultraに搭載されているOSは、Samsung One UI 7.0。気になるのは、バックグラウンドでユーザーデータをとり、組み合わせて処理することで、より個人ユーザーに特化した提案ができる「Personalized Data Engine」。

また、iPhoneでいうところのDynamic island的なやつで、いろいろな機能にクイックアクセスしやすくなる「Now Bar」も使えます。他にも、Audio Eraser(音声消しゴムマジック)も使えるようになってますが、すでにPixelで使える上に、うまいこと音を消せるかは周辺音の状況しだいという印象がすでにあり。

ソフト面ではやはりAI機能の進化が大きいでしょう。クロスアプリ対応できるAIエージェント機能、これです。タスクに関連する作業の1つ1つを細かく指示出しするのではなく、複数アプリを跨いで1つのタスクAIが自分で完了するというもの。

デモではスポーツの試合日程の検索、スケジュール調整が行われていたので、私はこれをライブツアーでやってみました。が、うまいこといかず…。クロスアプリAIエージェントがいったいどれだけ実用的なのか、それがわかるのはレビューでしばらく使ってからかな。

日本での価格・発売日

発売は2月14日(金)。

予約受付スタートが1月31日(金)。予約はSamsungオンラインショップから、または原宿と大阪のGalaxy店舗でも可能。

価格は19万9800円から。ストレージは3パターン、256GBが19万9800円、512GBが21万7800円、1TBが25万3800円(Samsung公式サイトからSIMフリーモデル購入の場合)。Samsung公式では、2月13日までに予約、購入でGalaxy Buds3がもらえるキャンペーンもやっていますよ。

Source: Samsung

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