【○虎将トーク】阪神・藤川監督、3得点の六回は「楽しいイニングになったのではないですかね」 首位・巨人に1差

完封勝利の阪神・村上頌樹を迎える藤川球児監督=甲子園球場(撮影・中井誠)

(セ・リーグ、阪神4ー0ヤクルト、5回戦、阪神3勝2敗、2日、甲子園)阪神が連敗を「4」で止め、試合がなかった首位巨人に1差に迫った。両軍無得点で迎えた六回、近本光司外野手(30)の10打席ぶり安打と中野拓夢内野手(28)の犠打、森下翔太外野手(24)の四球で1死一、二塁とし、佐藤輝明内野手(26)の中前打で均衡を破った。さらに大山悠輔内野手(30)の中前適時打と敵失で、3点を奪った。七回2死一、三塁では森下の遊撃内野安打で加点。佐藤、大山、森下の1試合同時打点は今季4度目。122球を投げ、5安打7奪三振無四球の村上頌樹投手(26)は2023年4月22日の中日戦(バンテリンD)以来の完封勝利で5勝目(1敗)。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=15勝12敗1分、観衆=4万2600人)。

★テレビインタビュー編

ーー村上の投球はどう映ったか

「本当に素晴らしかったと思いますね。五回までですか、『どんな展開になるのだろう』というところを、(ピッチャー)ライナー(五回1死一塁で武岡の投直を好捕して併殺)もありながらですけど、自分のフィールディングも含めて、素晴らしいピッチングだったと思いますね」

ーーチーム初完投が完封勝利

「最後のイニングが今日最速のスピードというところで、今シーズンの彼の状態の良さと、4月に引き続き、この5月も非常に心強い投手に、またなってくれましたね」

ーー打線は4番・佐藤輝が先制打

「そうですね、まあまあ、やっぱり近本が出て、という意味では、タイガースらしい、ファンの方も非常に声援が盛り上がってくるようなゲーム展開で、いい一日でしたね」

ーー大山が続いて取った2点が大きかった

「打線ですからね、機能する時はこういう風に点になるし、またそれが今日出たということは、非常にいい日だと思いますね」

ーー3日はデュプランティエが先発

「5月は1勝1敗ですから、5月2勝目を挙げられるように、デュプランティエの初勝利もありますから。明日はデーゲームですかね? 非常に歓声も大きいと思いますから、彼も興奮して明日を待っていると思いますから、ぜひタイガースファンのみなさんに応援していただいてね、初勝利をしてほしいですね」

★囲み編

ーー村上は展開的に最後まで投げさせることをイメージしていたか

「まあまあ、球数的にどうかな、ということはありましたけど、最後あのパワーが出せるというところ、出させ過ぎていいものかどうかということはまた、本人も5月最初でね、良かったのではないですかね」

ーーブルペン陣にとってもいい休みになった

「そうでしょうね、はい」

ーー六回は先頭の近本が出て球場が盛り上がった

「そうですね、楽しいイニングになったのではないですかね」

ーー勢いをもたらす存在、1番打者としていい働きをしてくれた

「4月1日も負けていたのでね、5月1日も負けて、今日は勝っているので、〝暦通り〟かなと、はい」

ーー甲子園に帰って投打を含めていい勝ち方ができた

「まだ5月は始まったばかりですからね、甲子園の試合が明日、明後日とありますから、子どもたちもたくさん来ると思いますから、選手たちも楽しみにしているし。始球式もね。我々も選手も楽しみにして、それからゲームに行っていますからね。非常にいい、また、今日は夜でしたけど、明日は昼ですから、楽しみですね」

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