話題株ピックアップ【昼刊】:カナモト、JX金属、アドテスト

カナモト <日足> 「株探」多機能チャートより
■カナモト <9678>  4,410円  +415 円 (+10.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位  カナモト<9678>が続急伸し、昨年来高値を更新した。同社は10日の取引終了後、26年10月期第1四半期(25年11月~26年1月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.8%増の551億7400万円、経常利益は同14.4%増の59億6400万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約32%と好調なスタートとなり、評価されたようだ。防災・減災対策やインフラ更新、都市再開発、物流施設などの大型案件が進むなか、建設機械レンタルの需要は総じて底堅く推移した。需要に合わせた機材の適正配置など稼働率の向上を図るとともに、コスト管理の強化やレンタル単価の適正化にも取り組み、収益構造が一段と改善。ベースアップによるコスト上昇を補う形で増益につなげた。

■JX金属 <5016>  4,261円  +341 円 (+8.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位

 JX金属<5016>が大幅続伸。プライム市場で売買代金上位に食い込み物色人気が鮮明、にわかに存在感を高めている。非鉄金属大手だが、半導体用薄膜材料や圧延銅箔などで世界トップシェアを誇っており、AIデータセンターの世界的な建設ラッシュを背景としたAI半導体やフラッシュメモリー需要の拡大に合わせ同社の活躍期待が高まっている。10日に同社のひたちなか新工場において、半導体の成膜に使う金属性薄膜材料「スパッタリングターゲット」の増産投資を行うことを発表。生成AI市場の急拡大を背景にスパッタリングターゲットの需要が急増しており、これに対応した生産能力増強で商機を捉える。投資金額は約230億円だが、原資はチリに保有する銅鉱山の一部権益を売却して得た資金の一部を充当する方針。これは同時に同社の収益構造改革の推進につながる動きともいえ、株価を強く刺激している。

■ベルテクス <5290>  1,801円  +93 円 (+5.4%)  11:30現在

 10日に業績修正を発表。「今期配当を2.5円増額修正」が好感された。

 ベルテクスコーポレーション <5290> [東証S] が3月10日大引け後(15:30)に配当修正を発表。26年3月期の期末一括配当を従来計画の32.5円→35円(前期は1→2の株式分割前で60円)に増額修正した。

  ⇒⇒ベルテクスの詳しい業績推移表を見る

■ニッコンHD <9072>  4,059円  +189 円 (+4.9%)  11:30現在

 ニッコンホールディングス<9072>が大幅高で3日ぶりに反発している。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンド、オアシス・マネジメントの株式保有割合が9.26%から11.56%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「ポートフォリオ投資及び株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。

■生化学工業 <4548>  773円  +29 円 (+3.9%)  11:30現在

 生化学工業<4548>はカイ気配スタートで続伸。株価は2月中旬から月末にかけて9連騰を記録するなど継続的な資金流入が観測されたが、3月に入ってからは全体波乱相場に流されて急速な調整を強いられていた。しかし目先売り一巡感から再び上昇トレンドに回帰している。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など糖質科学分野を強みとする医薬品メーカーで、関節疾患関連の開発などに経営資源を注いでいる。そうしたなか、10日取引終了後、腰椎椎間板ヘルニア治療剤「SI―6603」の米国承認取得に向けた再申請を実施したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せている。

■アドバンテスト <6857>  24,980円  +905 円 (+3.8%)  11:30現在

 アドバンテスト<6857>が続伸。今月9日にザラ場2万2120円まで売り込まれたが下げ渋り75日移動平均線を土俵際で維持、前日はそこを起点にマドを開けて切り返した。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したほか、アドテストの主要顧客であるエヌビディア<NVDA>も続伸と戻り足をみせていることが追い風となっている。株式需給面では信用買い残が直近データ(前週末6日現在)ではやや増勢にあるものの、ピーク時からは株価調整と並行して整理が進捗しており、2万5000円台までは累積売買代金も希薄で戻り売り圧力は限定的とみられる。

■カカクコム <2371>  1,883円  +58 円 (+3.2%)  11:30現在

 カカクコム<2371>が続伸している。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンド、オアシス・マネジメントの株式保有割合が5.23%から7.94%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「ポートフォリオ投資及び株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。

■サンワテクノス <8137>  3,340円  +95 円 (+2.9%)  11:30現在

 サンワテクノス<8137>が続伸している。大株主である加賀電子<8154>が10日の取引終了後、サンワテク株式116万3100株(議決権ベースで7.25%)を11日付で取得すると発表したことが手掛かり材料視されている。

■INPEX <1605>  4,187円  +96 円 (+2.4%)  11:30現在

 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>は高い。全体相場が上昇するなか、買い優勢の展開となっている。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限は前日比11.32ドル安の1バレル=83.45ドルだった。主要7カ国(G7)が石油備蓄の放出などを議論し、備蓄放出の思惑が浮上した。また、「米海軍はホルムズ海峡を通る石油タンカーの護衛に成功した」とライト・米エネルギー長官は10日、X(旧ツイッター)に投稿し一時76.73ドルに下落する場面があった。ただ、投稿は削除され、イランがホルムズ海峡で機雷敷設の準備に動いている可能性があると報じられると時間外取引で88ドル台まで上昇。日本時間の午前10時30分時点では83ドル近辺での値動きとなっている。INPEXなどにとって原油高は追い風との見方が多いが、ホルムズ海峡の封鎖や中東情勢の不安定化はマイナス要因となることも予想され、足もとでは強弱感も対立している。

■パンパシHD <7532>  1,060.5円  +23 円 (+2.2%)  11:30現在

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が3日ぶりに反発している。10日の取引終了後に発表した2月度の販売高速報で、国内リテール事業の既存店売上高が前年同月比4.0%増と45カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。中旬から下旬にかけての温暖な気候に伴う外出需要の高まりを的確に捉えたことが奏功したほか、移り変わるトレンド需要を幅広く捉えたことに加え、戦略的に展開強化しているカテゴリーが貢献した。客数が同1.7%増となり、客単価も同2.4%上昇した。

■帝国繊維 <3302>  3,165円  +65 円 (+2.1%)  11:30現在

 帝国繊維<3302>が3日続伸している。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による保有割合が9.07%から10.10%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。

■東宝 <9602>  1,647.5円  +30.5 円 (+1.9%)  11:30現在

 東宝<9602>が4日続伸している。10日の取引終了後に、映画配給部門と映画興行部門の2月度の興行成績速報を発表。配給した邦画作品の興行収入(興収)が前年同月比0.6%減となり、1月の49.6%減から減収率が大きく改善したことが好感されている。一方、TOHOシネマズなどで上映された全ての作品による興行部門の興収は同1.1%増となった。両部門とも「ほどなく、お別れです」「映画『教場 Requiem』」「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」などが貢献した。

■大同メタル工業 <7245>  1,037円  +6 円 (+0.6%)  11:30現在

 大同メタル工業<7245>が続伸している。10日の取引終了後、金融機関の株主を中心とした既存株主を売り出し人とする542万9000株の売り出しと上限を81万4300株とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表したが、3月に入ってからの株価急落で自律反発狙いの買いが入っているようだ。売り出しは、株主構成の再構築と株式の流動性の向上を図るのが狙いとしている。なお、売出価格は3月17日~23日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を120万株(自己株式を除く発行済み株数の2.53%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視する動きもあるようだ。取得期間は4月20日から8月31日までで、株式の売り出し実施に伴う株式需給への影響を緩和するのが狙いとしている。

■野村原油 <1699>  535.2円  -5.2 円 (-1.0%)  11:30現在

 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWTI原油価格連動型上場投信<1671>、WisdomTree WTI 原油上場投資信託<1690>といった原油ETFは下落。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比11.32ドル安の1バレル=83.45ドルだった。主要7カ国(G7)がオンライン会合で石油備蓄の放出などを議論し、備蓄放出による需給緩和観測から原油相場は売りが優勢となった。また、「米海軍はホルムズ海峡を通る石油タンカーの護衛に成功した」とライト・米エネルギー長官は10日がX(旧ツイッター)投稿し一時76.73ドルに下落する場面があった。ただ、その後、投稿は削除され、イランがホルムズ海峡に機雷の敷設を始めたと報じられると時間外取引で88ドル台まで上昇するなど乱高下している。

■グリーンエナ <1436>  3,635円  +570 円 (+18.6%)  11:30現在

 グリーンエナジー&カンパニー<1436>は続急騰し、上場来高値を更新。その後、ストップ高の水準となる前営業日比700円高の3765円でカイ気配に張り付いている。10日の取引終了後、26年4月期第3四半期累計(25年5月~26年1月)の連結決算を発表した。売上高が111億5900万円(前年同期比46.2%増)、営業利益が5億4200万円(同2.4倍)だったとしており、材料視した買いが集まっている。大型の系統用蓄電池システムの受注が相次いだ。 ●ストップ高銘柄

 リバーエレテック <6666>  874円  +150 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在

 インバウンドテック <7031>  782円  +100 円 (+14.7%) ストップ高買い気配   11:30現在  など、2銘柄 ●ストップ安銘柄  なし 株探ニュース

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