MF田部井涼の衝撃ゴラッソが決勝点!! 岡山がFC東京を下して今季ホーム6戦4勝

[4.6 J1第9節 岡山 1-0 FC東京 JFEス]

 J1リーグは6日、各地で第9節を開催した。ファジアーノ岡山FC東京を1-0で破って今季のホーム4勝目を手にした。

 立ち上がりは追い風を受けるFC東京がゴールに迫った。前半6分にMF白井康介が右サイドを縦に突破してクロスを上げるとFW佐藤恵允がシュート。GKスベンド・ブローダーセンに弾かれたこぼれ球を押し込みにいったが、シュートは枠に飛ばせなかった。

 1分後にも佐藤にチャンス。MF俵積田晃太がドリブルでペナルティエリア内に侵入して折り返したボールを受けて右足を振ったが、ミートしきれず得点には至らなかった。その後もMF仲川輝人の中央突破などで先制点を狙っていった。

 一方の岡山は次第に押し返すと前半28分、MF江坂任の絶妙なスルーパスでMF木村太哉が抜け出しかけたもののDFエンリケ・トレヴィザンの対応でシュートには持ち込めず、こぼれ球から波状攻撃を仕掛けたが相手の集中した守備に阻まれた。岡山は相手GK野澤大志ブランドンのキックが直接ゴールラインを割るほどの強風を受けた前半、相手に決定機を作られながらも失点は許さず0-0で試合を折り返した。

 すると岡山は後半2分、木村のヒールフリックでMF松本昌也がPA内に侵入してゴール左隅に流し込んだ。鮮やかな連係で先制点を奪ったかに思われたが、VARが確認した結果わずかに松本がオフサイドポジションだったとしてゴール取り消しに。J1初挑戦の岡山は3試合連続でVAR介入からゴールがオフサイドに変わる形となった。

 スコアレスの後半14分、岡山はFWルカオを、FC東京はFWマルセロ・ヒアンを投入。両チームの強力アタッカーがピッチに入る中で直後の同16分、ハーフタイム明けからピッチに入っていた岡山MF田部井涼が相手のクリアボールをペナルティエリアの左角手前で収めると思い切って左足一閃。風に乗ったボールはドライブ回転がかかってゴールに吸い込まれ、スーパーゴールで均衡を破った。

 追いかけるFC東京は後半27分、15歳MF北原槙の持ち運びからMF高宇洋がミドルシュートを放ったがわずかに枠の右に外れた。そのままタイムアップを迎え、FC東京は6試合勝利なしとなった。

晴れたる吉備の国に雉が舞った

エリア外からの超絶ゴラッソ#田部井涼 J1初ゴール

明治安田J1第9節岡山×FC東京

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