《本人証言》ドバイの路上で発見されたウクライナ美女(21)「寝たきり状態が4か月も」悪名高い“人身売買パーティ”に巻き込まれたのではと注目された女性が告白【ヤギ案件の闇】
「寝たきりの状態が4か月も続きました。今も長距離を歩くことはできません」──そう語るのは、ウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュクさん(21、@mariia.kovalchuuk)だ。
【写真】ドバイの道路脇で腕と脚、脊椎が折れ、血まみれの状態で発見されたマリアさん、現在の姿
マリアさんは昨年3月、ドバイの道路脇で腕と脚、脊椎が折れて血まみれになった状態で発見された。その後一命を取り留め、現在はリハビリ生活に励むマリアさんが、NEWSポストセブンの取材に応じ、日本のメディアに初めて証言した。【第1回/全3回】
マリアさんが路上で発見されたのは、遡ること1年前。2025年3月12日(現地時間、以下同)のことだ。英タブロイド紙『デイリー・メール』によると、マリアさんは同年3月11日にドバイ発タイ行きの飛行機に乗る予定だったが行方不明となっており、地元当局が捜索していた。
また、家族や友人は、マリアさんが「ドバイで開催されたパーティーに参加したかもしれない」と主張していた。
このパーティーについて、複数の海外メディアは「Porta Potty(ポルタ・ポッティ)」と呼ばれる悪名高い"人身売買パーティー"の可能性を指摘。マリアさんが巻き込まれたのは極めて"闇深い"事件ではないかとの憶測が広まった。湾岸諸国の社会情勢に詳しいジャーナリストが語る。
「『Porta Potty』とは、日本語で言えば『仮設トイレ』であり、高額報酬と引き換えに富豪が女性をモノ扱いすることを指す隠語です。
昨年5月には日本のSNSでも"ドバイヤギ案件"として海外出稼ぎ案件が話題になりましたが、『Porta Potty』はその1つとされている。ネット上では、巨額の報酬を受け取る代わりに『口に排泄される』『ヤギとの行為を強要される』などとさまざまな噂が飛び交っていますが、詳しい内容は明らかになっていません」
人口の約9割が外国人居住者であるアラブ首長国連邦(UAE)において、外国人が予期せぬトラブルに巻き込まれるケースは尽きないようだ。
現地の抑留者支援人権団体「ディテインド・イン・ドバイ」代表であるラダ・スターリング氏は、2022年に英タブロイド紙『The Daily Mirror』の取材に対し「ドバイのイベントに招待されたインフルエンサーやアーティストから、性的行為を伴うパーティーに誘われたという苦情を多数受けている」と話している。
「ドバイのあるアラブ首長国連邦は、国教がイスラム教であり、以前は未婚カップルの婚外交渉が法律で禁止されていましたが、2022年1月に施行された新法で婚外交渉が一部合法化。『Porta Potty』は緩和された法律を利用して開催されているのでは、と指摘されています。
またドバイに限らず、中東の湾岸産油国では、王族や富裕層が、世界各国の女性をコンパニオンとして招いてパーティーをすることがよくあります。単発のものでは1回5万ドル(約790万円)といった高額報酬を提示されることもあり、『1度ぐらいなら』とブローカーの募集に応じてしまう女性も後を絶たないようです」
当初、マリアさんが重傷を負うに至った経緯についての詳細は不明だった。発見後、病院に緊急搬送され、複数回の手術を受けたマリアさんは、5日間、人工呼吸器を使いながら命を繋いだ。
ドバイ警察は、初期の報告で「包括的な調査により、彼女は一人で立ち入り禁止の建設現場に入り、高所から転落した後、重傷を負ったことが明らかになりました」と声明を出したが、被害者家族はマリアさんが何らかのトラブルに巻き込まれたと考えていたようで、異議を唱えていた。
実際、彼女の身に何が起こったのか──その内容が明かされたのは、4ヶ月後のことだ。第2回で詳報する。
(第2回へつづく)
マリア・コバルチュク(Мария Ковальчук)Instagram:@mariia.kovalchuuk