ガザ停戦、イスラエルとハマスが次段階の交渉用意示唆

 3月8日、イスラエルとイスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザの停戦を巡る次の段階の協議に向けた準備を進めていることを示唆した。写真は、ガザ地区のベイト・ハヌーンの様子。3月5日、ガザで撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Al-Basos)

[カイロ/エルサレム 8日 ロイター] - イスラエルとイスラム組織ハマスは8日、パレスチナ自治区ガザの停戦を巡る次の段階の協議に向けた準備を進めていることを示唆した。

ハマスは第2段階の停戦協議開始に向けて「前向きな兆し」があると述べた。詳細は明らかにしていない。

イスラエルも交渉の準備をしていると表明。首相府は「イスラエルは米国が支持する仲介者の招待を受け入れ、交渉を進めるため10日に代表団をドーハに派遣する」と述べた。

ハマスの代表団はエジプトの当局者とカイロで協議しており、戦争終結に道を開く可能性のある次の段階を巡る合意を目指している。

ハマスの報道官は「われわれの人民の要求を満たす形で第2段階の交渉を行う用意があることを確認する」と表明。また「ガザを支援し、苦しむ住民に対する封鎖を解除する取り組みの強化を求める」とした。

ハマスはその後、代表団がエジプト情報機関トップと会談し、選挙実施までガザを運営する「国民的で独立した」人物で構成する委員会の設置を支持したと明らかにした。

エジプトのシシ大統領は先に、戦争終結後にガザの統治を託す独立したパレスチナ人テクノクラートによる行政委員会の設置についてパレスチナと協力していると述べていた。

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A senior correspondent with nearly 25 years’ experience covering the Palestinian-Israeli conflict including several wars and the signing of the first historic peace accord between the two sides.

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