トランプ氏「習主席から電話」、関税交渉3-4週間ほどで終了

トランプ米大統領(写真)は、米政権が中国と関税協定を結ぶために協議しているとし、中国の習近平国家主席から電話があったと述べた。24日撮影(2025年 ロイター/Craig Hudson)

[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は、米政権が今週、中国と関税協定を結ぶために協議しており、中国の習近平国家主席から電話があったと述べた。22日に行われた米誌タイムのインタビューが25日に公表された。

習氏と協議した時期や内容については言及しなかったものの、「習氏が電話をかけてきた。しかし、それが彼の弱さの表れだとは思わない」と述べた。

関税を巡る交渉は3ー4週間ほどで終わらせるとも言明した。もし今後1年で米国がまだ最高50%もの関税だったとしたら、それは勝利だと思うかとの質問には「完全な勝利だ」と答えた。

さらに、自身が関税を巡り200超の合意を取り付けたとし、「われわれは中国と会談している。どの国ともうまくやっている。しかし、最終的には私が全ての合意をまとめた」と述べた。

トランプ氏は25日、対中関税発動後に習氏と話したかという記者団からの質問に対してはコメントを避け、「これまでに何度も話している」と述べるにとどめ、「適切な時に」詳細を話すと述べた。

中国は、米国との貿易交渉は行われていないとし、改めてトランプ氏の発言を否定した。

トランプ氏はまた、記者団に対し、日本との関税交渉は「非常に順調に進んでいる」とし、「合意にかなり近い」と語った。

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