コスパ最強で「買い」なのは間違いない。このXiaomiスマートウォッチの唯一残念なポイントは?

現代の必需品であるスマートフォンと同様、日々進化するスマートウォッチもいずれは必需品となるかも。

現時点では、機能を満載した贅沢品タイプと、安価で入手しやすい健康管理特化タイプにほぼほぼ2極分化しています。

さて、今回は機能が満載でありながら手ごろな価格という、Xiaomiから2本のスマートウォッチXiaomi Watch S3と『Redmi Watch 4を試してみました。率直な感想をまず書いておくと、“実にXiaomiらしい” ということ。

果たして、買いのガジェットなのかどうか、早速レビューしていきましょう。

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【『Xiaomi Watch S3』『Redmi Watch 4』はこんな人にオススメ】

  • 電子決済機能が使えなくてOK
  • こまめに充電したくない人に『Xiaomi Watch S3(~約15日間)』と『Redmi Watch 4(~約30日間)』どちらもおすすめ
  • 『Xiaomi Watch S3』は、見た目の高級感やカスタマイズ性の高さを重視する人におすすめ
  • 『Redmi Watch 4』は、より大きいディスプレイで操作したい人・バッテリー持ちの優先度が高い人におすすめ

ファストファッション的な位置づけ

Photo: 田中宏和

Xiaomiというメーカーの立ち位置は、ハッキリしています。ハイブランドとは一線を画し、良コスパのプロダクトをズラッと揃えた庶民的なメーカーでありつつ、デザイン性は高いレベルをキープしている。

まさに、服飾業界でいうファストファッションブランドのようなスタイルを確立しているメーカーですよね。

そんな Xiaomiが、コスパが良すぎるフィットネスバンド『Xiaomi Smart Band』でコツコツと熟成を重ねてきたMi Fitnessアプリと、Google Wear OSベースのXiaomi HyperOS、フォーマルな服装にも合わせられる洗練されたウォッチデザインを組み合わせてつくったのが、『Xiaomi Watch S3』そしてRedmi Watch 4です。

Photo: 田中宏和

Xiaomi Watch S3』は、オーソドックスな腕時計のようなデザインのスマートウォッチ。アナログ時計のウォッチフェイスにしていれば、パッと見でスマートウォッチだと気づかれることはないでしょう

ところで『Xiaomi Watch S3』のケースは、直径約47mm、厚み約13mm。一般的な腕時計よりかなり大きいサイズになっていて、シンプルな面だけで構成されています。

おそらく、間延びして安っぽくなってしまわないように、細部の詰めが相当に難しかったに違いありません。

もともと価格比のデザインレベルが高いXiaomiですが、この『Xiaomi Watch S3』のデザインチームは、本当にいい仕事をしていると思います。

ベゼルが交換できるユニークな仕様

Photo: 田中宏和

ファッショナブルなスマートウォッチ『Xiaomi Watch S3』の特長として見逃せないのは、ベゼルが交換できるところ。

Image: Xiaomi

純正の交換バンド以外に、市販の腕時計バンドをセットすることもできるので、組み合わせ次第でさらに高級感をアップすることも、おしゃれなスタイルにチェンジすることもできます。

もちろん、ウォッチフェイスも多数用意されていて、同じフェイスデザインにカラーバリエーションも展開されているなど、自分好みに仕上げていくアレンジを、存分に楽しむことができます。

Xiaomi HyperOSとしっかりしたハード構成

Image: 田中宏和

Google Wear OSベースのXiaomi HyperOSは、しっかり安定して動いてくれます。少なくとも試用していた7日間で、もたつくなどの微妙な印象を持つことはまったくありませんでした。

あえて辛口な書き方をするなら、先進的な機能の先取りが見られないとも言えますが、スマホと違って小さい画面しか持っていないスマートウォッチにアレもコレもと求めても、結局は大して使いもしない機能のせいで電池持ちが悪くなるくらいのもの。

日本ではXiaomi Pay(電子決済)が使えないという点だけは、残念ながら弱点と言わざるを得ませんが、ここに目をつむれるなら、特に不満を感じることはないだろうと思います。

Photo: 田中宏和

搭載センサーは、心拍数や酸素飽和度、月経周期予測、睡眠データなどのチェック、ストレスモニタリングにも対応した高機能仕様。

また、Amazon Alexaも利用可能になっていますし、スマホと連携して通話やリモートシャッター(※)、ボイスレコーダーなど、スマートウォッチとしてライバルに見劣りしない機能も搭載されています。

※Xperia 5 VのPhoto Proアプリには対応していませんでした。

充実のフィットネス機能とタフなバッテリー

アクティビティログがGoogle Fit、Strava、Suuntoと連携でき、ヘルスケアアプリZepp Lifeからデータを引き継げるところは、前バージョンからの進化ポイント。

また、先ほど電池持ちについて触れましたが、『Xiaomi Watch S3の電池持ちは、機能を限定すれば約15日稼働できるとアピールされています。

個人的に、常時点灯できないなら普通のアナログ腕時計を使いたいところなので、試用中ずっと常時点灯させていましたが、それでも借り受けてから試用し終わるまでの7日間、充電器にセットする必要はありませんでした。

急速充電対応なので、5分充電するだけで約2日間使用可能となっており、出かける前にちょっと注ぎ足し充電する運用でも問題ありません。

Photo: 田中宏和

アクティビティにもファッションにも興味があるという人にとって、『Xiaomi Watch S3』は外せない選択肢の1つだと言えます。

ちなみに価格は、Amazonブラックフライデーで1万6700円(税込)。このコスパ感がどれほどのものか、あえて言うまでもありませんよね。

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